平日午後2時からの“ワイドショー戦争”で、“独走状態”だった宮根誠司の冠番組「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)に危機感が漂っている。
関東地区では、現在も7~8%の視聴率をキープしているものの、本拠地の関西地区では3月になって4度も5%台に降下したのだ。
同番組を制作している読売テレビは、大阪市内で3月15日に行った春の改編発表で、松本拓也編成部長は「NHKさんも生番組化され、さらに熾烈な時間帯になってくる」と発言。その打開策として、日本テレビ制作の前番組「ヒルナンデス!」との連動をはかり、系列で強化していきたい意向を語った。
「ミヤネ屋」の不振をテレビ誌のライターは次のように分析する。
「宮根は、以前から『リポーターの言葉を途中で遮るので不快』と視聴者から不満がありました。そんな宮根のMCに、出演したくないという記者やコメンテーターもいます。また、4月からはNHKの『ごごナマ』がスタートすることで、宮根はさらなる苦戦を強いられるでしょう」
宮根は2010年3月、それまで所属していた事務所のマネジャーと独立。新事務所には、羽鳥慎一や田中みな実、ハリー杉山らが所属している。
「宮根のレギュラーは『ミヤネ屋』と『Mr.サンデー』の2本ですが、羽鳥は『羽鳥慎一モーニングショー』『橋下×羽鳥の番組』(テレビ朝日系)など6本も抱えている。これで『ミヤネ屋』がジリ貧になって打ち切りなんてことになったら、羽鳥や田中は逃げ出すかもしれませんね」(芸能ジャーナリスト)
独立7年目にして窮地に立たされた宮根。これをどう打破していくか、宮根の真価が問われそうだ。