お笑いコンビ・タカアンドトシのタカが9月8日、自身のインスタグラムアカウントを更新し、大きな地震に見舞われた故郷の北海道について〈被害がこれ以上、大きくならないことを願います〉とコメントしている。
神妙な面持ちで拳を握りしめ、相方のトシと横並びでカメラを見つめる写真を掲載したタカは、〈北海道の皆さんが停電、断水、余震の続く中、不安な日々を過ごしていると思うと辛いです〉と綴り、ふるさとの状況を気にかけると、続けて〈被害がこれ以上大きくならないことを願います。僕の家族や仲間たちも電気がつくようになったりしてる人もいますが、まだ停電中だったり断水中の人もいるみたいです〉と明かし、自身の親族も被災していることを伝えた。
最後には〈僕らも今月中に北海道に帰れるのでみんな待っててくれよな!!!〉という激励の言葉で締め、9月中にも北海道へ戻ることになると発表したタカには、「ずっとコメント待ってました。ありがとう」「タカトシさんの力は大きいと思います」「気を付けて帰って来て下さい。待ってます」「タカトシさんが北海道に行ったらみんな嬉しいと思います」といった反応がコメント欄を埋め尽くしており、やはり北海道民からの支持は高い様子だ。
「2011年の東日本大震災の時にも、被害に遭った宮城県仙台市出身のサンドウィッチマンが被災者にとっての希望となり、その後も継続的に被災地での番組収録を続けるなど、故郷のファンや被災者のメンタルケアになるような役割を担ってきました。彼らとタカアンドトシには、コンビの2人ともが同郷であり、またコンビ間の仲の良さに定評があるといった共通要素もありますから“第2のサンドウィッチマン”としての役割を期待してしまいますね。2人のメッセージやコメントを“ずっと待っていました”という反応があるように、北海道民にとってタカアンドトシの存在や影響力は大きいです」(テレビ誌ライター)
札幌に生まれ、札幌に育ち、吉本興業におけるデビューも同社の札幌支部という稀有なキャリアを歩む2人だけに、その“道産子愛”は誰よりも強いはずだ。
故郷に帰り、避難先を訪れるだけでも被災者にとっては最高の贈り物となるに違いない。
(木村慎吾)