お笑い芸人・岡田圭右の娘で、バラエティで活躍しているタレントの岡田結実が9月12日、女優宣言を行った。同日に開催された「オスカープロモーション2018女優宣言お披露目記者発表会」に宮本茉由、玉田志織との3人で出席したのである。オスカーでは米倉涼子や菊川怜らも「女優宣言」を行っているが、今回の岡田を巡っては、業界内でも疑問の声が噴出しているという。
「女優宣言といっても岡田の場合、バラエティ番組への出演をやめるとは思えません。それに女優としては3月に『静おばあちゃんにおまかせ』(テレビ朝日系)で主役を務めており、今さら女優宣言されても…という感じ。そのためバラエティ関係者からは『女優宣言ってどういうこと?』と疑問視され、ドラマ関係者からは『女優をナメるな!』との声さえ聞こえてくる始末です」(業界関係者)
しかし今回の女優宣言、実は岡田の本意ではないというのである。
「今回の『女優宣言』は宮本と玉田を売り出すためのものですよ。特に16歳の玉田は今年のセンバツ高校野球で応援イメージキャラクターを務めるなど、将来を嘱望されている存在です。しかし残念ながら二人も芸能人としては無名で、これではあまりにもニュース性がない。そこで知名度抜群の岡田にも女優宣言させることでメディア受けを狙ったわけです。それゆえ岡田はあくまで“ついで”であり、それでいて批判ばかり受けるのですから、本人としてはたまったものではないでしょう」(前出・業界関係者)
しかし業界屈指の“ゴリ推し”パワーを誇るオスカーであれば、岡田抜きでも宮本や玉田をアピールできたのではないだろうか。その点について業界関係者が続ける。
「実は一昨年、10年ぶりに『女優宣言』の記者会見を行ったのですが、これがさっぱり話題になりませんでした。この時は田中道子、中川知香、松尾幸実、和田安佳莉の4人が女優宣言しましたが、女優としての活動は田中が7月期のドラマ『絶対零度』(フジテレビ系)に端役で出演していた程度。オスカーとしても今回の女優宣言で二の舞は避けたいでしょうから、岡田に一肌脱いでもらうことで話題性を狙ったのでしょう」
そんな事務所の都合で「女優宣言」をやらされた岡田。これも一種の「有名税」なのかもしれない。
(浦山信一)