6年前に結成され、2014年には日本武道館公演も行った人気アイドルグループの「ベイビーレイズJAPAN」(ベビレ)が9月24日、山梨県・「山中湖交流プラザ きらら」で解散ライブを開催。5000人近くのファンが詰めかける中、39曲を熱唱し、最後には湖上に花火が打ちあがるなど美しいラストシーンを決めた。
アイドルグループとしてまだまだ余力を残す同グループは、方向性の違いなどを理由に解散を決断。19~23歳と若いメンバーたちは全員が芸能活動を続けるとのことで、その将来にも期待が集まっている。そんなベビレの解散が、ある女性タレントの復活に追い風になるとの観測があるというのだ。アイドル誌のライターが解説する。
「ベビレはレプロエンタテインメントの所属で、創作あーちすと“のん”こと能年玲奈は先輩に当たります。その能年がNHK朝ドラ『あまちゃん』の主役でブレイクを果たした際に、後輩のベビレは劇中歌『暦の上ではディセンバー』の歌唱を担当。同曲はベビレの5thシングルとして発売され、週間ランキング6位は彼女たちにとって初のベストテン入りという記念すべき作品となりました。そんな関係性のある両者ですが、ベビレが解散したことにより、のんにはチャンスが生まれることになります」
その理由は名プロデューサーでアーティストの近田春夫が10月31日にリリースするソロアルバム「超冗談だから」に、隠されているという。のんが作詞作曲や演奏で参加している同アルバムについて、アイドル誌のライターが続ける。
「このアルバムには秋元康氏が作詞した楽曲も収録されていますが、秋元氏は昔から近田を尊敬しており、アイドル育成番組の『ラストアイドル in AbemaTV』では共演も果たしています。それゆえ今回のアルバムをきっかけに、のんと秋元氏が接近する可能性は大きい。ただ、アイドル業界では人気者のベビレを擁するレプロの発言力も大きく、これまではのんがアイドルに関わるのは難しかったんです。ところがベビレの解散に加え、同じくレプロ所属のバニラビーンズも10月での解散が決まっており、レプロに残るアイドルグループは『9nine』の1組のみに。これでアイドル業界におけるレプロの発言力も弱まるため、のんが秋元氏や近田とのつながりで、アイドルと共演する可能性は大いに高まったと言えるでしょう」
知名度の高いのんなら、アイドル番組で審査員などのポジションが務まるはず。また、ギターを手に弾き語りもできるので、ステージでの共演も可能だ。もしかすると今後、音楽番組でのんとアイドルの共演を観ることができるのかもしれない。
(金田麻有)