人気アイドルグループ「PASSPO☆」(ぱすぽ)のメンバー、槙田紗子のツイッターアカウントが第三者に乗っ取られた。5月14日未明に同アカウントにて、身に覚えのないツイートが投稿されたものだ。
この投稿では「メンバーみんな頭使えない」や「ほぼ中卒だし、マトモな人間じゃないんだからさ」といったメンバーを誹謗中傷する内容が大きな話題となった。だがアイドル専門誌のライターは、明らかに本人のものではないと一刀両断する。
「メンバーのことを“ほぼ中卒”と書いている時点でおかしいですね。槙田自身も含めて3人が現役大学生ですし、他のメンバーもほとんどがPASSPO☆在籍中に高校を卒業しています。こんな基本的な部分を間違うはずがないでしょう」
また、文体も本人のものとは違うようだ。これまでの槙田のツイートがすべて改行なしで書かれているのに対し、今回のツイートには改行が多く、まるでブログのような文章になっている。身に付いた文体は簡単に変えられるものではなく、他人が書いた文章であることはほぼ疑いないところだろう。
事務所側ではすぐにアカウントを停止したが、今回の一件は決して他人事ではないと警鐘を鳴らすのは、IT専門誌のライターだ。
「実はツイッターのアカウントは乗っ取られやすいんです。ログインIDがアカウント名と一緒なので、防衛戦は唯一パスワードのみ。しかも、間違ったパスワードを何回か入力してアカウントがロックされても、1時間待てばリトライできます。だからパスワードを推測して不正ログインできる可能性が高いのです」
仮に自らのアカウントを乗っ取られたとしても、警察に被害届を出すのは難しいようだ。過去の事例では、被害届を出せるのは不正ログインされたツイッター社であり、ユーザー本人ではないという見解が一般的だという。とにかくパスワードを複雑にし、自己防衛を図るしかない。
「なるべく自分が覚えやすいパスワードにしたいという気持ちは分かりますが、ツイッターに限らずSNSのパスワードは厳重にするに越したことはありません。誕生日や名前といった公開情報を含まないパスワードに変えたほうがいいでしょう」(前出・IT専門誌ライター)
一般人は芸能人とは異なり、アカウントが乗っ取られたと釈明する場も少ない。ツイッターやフェイスブックの取り扱いには十分に注意したいものだ。