「ハリウッド進出した女優に大成者はいません」
本誌は取材過程で、9月に作成された潜在視聴率データも入手した。新旧データを比較すれば、大暴落したり、ランキング圏外に退場した女優も見えてくるというもの。
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まずは9月時点での潜在視聴率は5位だったものの、わずか半年で49位にまで転落してしまった竹内結子(32)。夕刊紙記者が語る。
「フジテレビ系列『土曜プレミアム』で放映された『ストロベリーナイト』以外は目立った活躍がなかった。共演する西島秀俊(41)と噂になっており、年明けの芸能メディアを騒がせる期待感はあります。竹内の“共演者キラー”ぶりは業界でも有名ですが、スキャンダルが視聴率につながらず、その商法もそろそろ通じなくなっています」
続いて、あれだけ注目を集めながら、このところまるっきり露出が減ってしまった、あの芦田愛菜(8)は、なんと圏外に。
「完全に賞味期限切れですね。この不況の時代に子供が何億円も稼いだことに嫉妬した視聴者も多いはず。最初は子供なりのイメージのよさがウケていましたが、この不況時にCM1本4000万~5000万と漏れ聞こえてくれば、反発も食らいますよね。おまけにトヨエツとのドラマ『ビューティフルレイン』(フジテレビ系)は、内容的に失敗。周りにチヤホヤされすぎて、自分の言うことは何でも聞いてくれると勘違いしている売れっ子子役にありがちな“天狗病”にもかかりました。周囲の大人たちの責任でしょうね」(前出・夕刊紙記者)
ハリウッド進出が報じられたばかりの愛菜ちゃんだが、その前途は多難だという。ある広告代理店社員がこう危惧する。
「多くの女優たちが、こうした状況からアメリカへと活路を見いだしたが、成功劇はほとんどないのが現実です。古くはピンク・レディー、松田聖子、最近では菊地凛子も一発屋の印象しか残っていません」
こうした急落組を横目に、潜在視聴率が4.4%も上昇したのが元宝塚歌劇団所属の真矢みき(48)だ。スポーツ紙記者が語る。
「内容役柄を問わず安定感抜群という印象です。秋からのクールで主演していた『捜査地図の女』(テレビ朝日系)は平均視聴率10%前後でしたが、テレ朝の連ドラは本来その程度の数字。2時間サスペンスの主演などに適性がありそうです。もっとも彼女が上昇したというより、他が落ちて残ったという印象ですね」
これまで視聴率から見放された藤原紀香(41)もブレイクの気配を見せている。
「彼女の場合、事務所の力みたいなことを言われているけど、制作サイドでの評判はすこぶるよく、キャスト候補には常に名前があがっている。ただ、代表作に恵まれないのが痛い」(前出・スポーツ紙記者)
気になるのは、覚醒剤使用での執行猶予期間を終え、芸能界に復帰した酒井法子(41)。2013年はドラマでも復帰となるのか。
「騒動の影響でギャラも低くて使やすく、起用すれば話題にもなる。しかし、舞台『碧空の狂詩曲』のチケットが完売したのは初日と千秋楽のみです。ドラマはスポンサー的に起用が難しいと思うし、あるとすれば中国や台湾、香港など中華圏の映画作品と言われてます。国内の本格復帰はそれまでないのでは」(前出・スポーツ紙記者)
再ブレイクを狙う「熟女組」が目立つが、前出・金沢氏はこう分析する。
「やはり、新しい市場、つまり化粧品などアンチエイジングのマーケットがアラフォー、アラフィフ世代にできつつあります。美魔女ブームも手伝って、いちばんお金を握っている層でもあるこの年代を狙った大手代理店の戦略の結果と言えるかもしれません。おまけに知名度はあるから宣伝する必要がない。まあ彼女たちからすれば棚からボタモチといったところでしょう。2~3年はこの風潮が続くのでは」
2013年にはどんな浮き沈みが見られるか。