お笑い芸人の土田晃之が、巨人こと読売ジャイアンツの監督選考を巡って「ダサい」と発言し、波紋を呼んでいる。
10月7日放送のラジオ番組「土田晃之日曜のへそ」にて土田は、10月3日に辞任を表明した高橋由伸監督の後任に、2015年まで監督を務めていた原辰徳氏の名前が挙がっていることについて言及。ここで「生え抜き、古くない?本当にさ、そういうのダサいんだけど」と指摘したのである。
「土田は巨人生え抜きの原氏を念頭に『生え抜きである必要は全然ないと思う』と批判しました。しかし生え抜き批判はまだわかるものの、監督選考にダサいもダサくないも関係ないでしょう。しかも批判の理由に『スター選手が名監督ではないってことぐらい、みんなわかるじゃん』と指摘していますが、原氏は06~15年の第二次監督時代にセリーグ優勝6回、日本一1回の実績を残しています。その実績を前に『スター選手が名監督ではない』という批判は的外れにもほどがあるというものです」(スポーツライター)
その土田には、普段からサッカー好きをアピールしていることから「野球について語るな!」との批判もあるようだ。もっとも土田自身は同番組で野球について触れることも多く、決して野球について無知というわけではなさそう。ところが今回の発言に対しては、当のサッカー好きからも批判の声が出ているというのだ。
「サッカー好きにしてみれば、土田が何か言うたびに『サッカーファン代表』と思われるのが不愉快でなりません。今回の発言ではその的外れぶりが指摘されていますし、しかもサッカー好きから見れば土田はビジネスサッカーファンに過ぎないので、『お前こそダサい』と苦言を呈されています。彼にはヴィッセル神戸のイニエスタを『イエニスタ』と連呼し続け、『イエニスタ土田』とヤユされた過去もあるほど。それゆえ土田が野球について語るたび、野球ファンからは『無知をさらすな!』と怒号を浴び、サッカー好きからは『サッカーに泥を塗るな!』と恨まれるという、四面楚歌状態になっています」(前出・スポーツライター)
何事につけ、生半可な知識で語るとロクなことにならないということのようだ。
(金田麻有)