スポーツ

2018年プロ野球「覆面オフレコ座談会」(1)広島3連覇の裏側

 今季もプロ野球はレギュラーシーズンを終え、ポストシーズンを残すのみとなった。ここへきて指揮官の辞任が頻発するなど、激動の雲行きとなってきたが、今シーズンの各球団のベンチ裏を振り返ってみたい。事情通たちが匿名を条件に集い、オフレコ核心情報をぶちまけた!

A(スポーツ紙デスク) セ・リーグは、広島が球団史上初の3連覇。9月に入ってからはもたついたけど、下馬評どおりの結果だったね。

B(野球中継担当ディレクター) 昨年15勝とブレイクして優勝の原動力になった薮田和樹(26)は2勝に終わったけど、代わりに大瀬良大地(27)が最多勝(15勝)と最高勝率(6割8分2厘)の2冠とハネたね。

C(セ・リーグ担当記者) 野手では、新井貴浩(41)が今季で引退です。

A 新井はよく戻ったよな。阪神での高年俸を蹴って、15年から2000万円で再スタート。

B 今年は代打専門だったけど、年上のいじられキャラとしてチームのムードメーカーだったし、3連覇は新井なくしては、達成できなかったことは間違いない。

A 広島はこれまで、暗黙の了解として「出戻り」ができない球団だった。その前例を崩したということで、松田元オーナー(67)は「これでチーム編成も自由度が高くなった。新井には感謝だな」と周囲に漏らしているらしいよ。

B とはいえ今オフは、キャリアハイの39本塁打を放った丸佳浩(29)や、新井の後継者として3割打った松山竜平(33)がFA権を持ってるから、来季は自慢の打線が「歯抜け」になるんじゃないか。

C 大丈夫でしょう。近しい関係者によれば、2人とも残留濃厚だと。

A 今オフのFAの目玉・丸は巨人、阪神と、地元のロッテが狙っているけど、正直、今の広島から出てまで移籍するメリットがない球団ばかりだな。昔はケチ球団で有名だったけど、今はブームで儲かってるから、そこまで年俸をケチることもないし。

C 丸をいちばん欲しがっているのは、不振と高齢化で外野陣が崩壊した巨人。3年連続で後塵を拝した広島の戦力を切り崩す意味合いもあります。広島OBの江藤智3軍監督(48)がツテをたどって暗躍しているという話まである。ただし丸本人は「まだ子供が小さいし、生活環境を変えたくない」と語っているようです。

A 巨人の印象は悪いよね。村田修一(37)を2000安打目前にして解雇した一件を見ても、生え抜きじゃない選手への冷遇体質がバレバレだから。「あれはひどい」って、各球団の選手もみんな言ってるよ。

B 広島にしてみれば、丸は将来の有力な指導者候補だろうし、とりあえず一安心というところかね。

<座談会メンバー>

A:スポーツ紙デスク/B:野球中継担当ディレクター/C:セ・リーグ担当記者/D:NPB関係者/E:パ・リーグ担当記者

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
暴投王・藤浪晋太郎「もうメジャーも日本も難しい」窮地で「バウアーのようにメキシコへ行け」
3
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
4
侍ジャパン「プレミア12」で際立った広島・坂倉将吾とロッテ・佐藤都志也「決定的な捕手力の差」
5
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論