才能がなかったと尻尾を巻いて撤退するしかない!?
ドランクドラゴンの鈴木拓が、あまりの不人気で作家デビュー本が売れず、出版社に縁切り宣言されていたことを明かした。泣くに泣けない話をぶっちゃけたのは、去る10月22日放送のラジオ番組「アッパレやってまーす!」(MBSラジオ)でのこと。鈴木の著書「クズころがし」が古本屋で50円の処分価格で売られているのを見たリスナーから、実際にどれだけ売れたのかを問うメールが届いて答えた形だ。
「鈴木といえば、SNSでのつぶやきが取り上げられ毎度のように炎上することから、炎上芸人の異名を持つ。どんなに嫌われても、そこそこの成功をつかめる処世術をまとめた本が、『クズころがし』で、出版したのは、2015年5月でした。ところが、わずか207ページという本の薄さと比例した内容の軽さで話題にものぼらなかったそうです」(芸能ライター)
実際のところ、鈴木によれば、売れたのは「たぶん、400(冊)くらいじゃないですか。余って、余って…」という状況で、100人限定のサイン&握手会の参加者はわずか15人でそのうちスタッフが8人だったとか。お金を出して買ってくれたファンはたった7人だったことも告白。そして、「出版社が、『二度と鈴木さんとは組まない』ってはっきり言ってましたから」と面と向かって宣言されたという。
ピースの又吉直樹の「火花」が世に出たのが、2015年1月。超スピードでバカ売れしたため、お笑い芸人の本なら売れる、今が売り時と考えた出版社も多かった。どうやら鈴木も持ち上げられて、その気にさせられたようだ。
「鈴木は『おもしろいくらい売れなかったですね』と当時を回想。それでも内容にツッコまれると、慌てて『レビューではすごい評価高いです』とフォローに回るなど、未練タラタラ交じりの複雑な心情も見え隠れしましたね」(ネットライター)
笑えるネタがひとつ増えたと思えば、慰めにはなるか…。
(塩勢知央)