8月15日放送のラジオ番組「アッパレやってまーす!」で、アンガールズの田中卓志が中国人観光客にドン引きされた話を披露した。田中だけに、顔を見て「キモイ」とでも言われたのかと思いきや‥‥。
「田中が牛丼店の『吉野家』で食事をしていた時のこと。田中と同じ頃に中国人観光客の団体が入ってきたのだが席が埋まっていて、1人で座っていた田中の前に中国人が相席で座ってきたのだという。気にせず牛丼を食べ始めたところ、牛丼の上にかけた生卵を見て、目の前の中国人観光客が『うわぁ!』と。『何でそんなこと言うの?』と田中もびっくりしたそうですが、生卵を食べる文化がない中国の人には、気味悪く見えたようですね」(芸能ライター)
田中は文化の違いなのに、人に不快感を与えるドン引きは失礼だとコメントしていたが、管理栄養士の資格も持つ料理研究家はこう言う。
「世界広しといえど、生卵を食べる国はとても少ないんです。衛生管理の問題もありますから、日本のように生でも食べられる卵を売っていること自体珍しいんですよ。昔、映画『ロッキー』でボクサーである主人公が生卵を飲むシーンがありましたが、日本人なら特に気にならなかったあの場面も、欧米では『そんなものまで食べる勝ちへの執念』と、捉えられていたというのは有名な話です」
東京五輪まであと4年。それぞれの文化の相互理解が深まればいいのだが。
(伊藤その子)