10月30日、人気漫画「進撃の巨人」がハリウッドで実写映画化されることを版元の講談社が発表した。進撃の巨人は2015年に日本で実写映画化されているが、目標を100億円に掲げた興行成績は前篇と後篇あわせても約49億円と大爆死。内容やキャストも原作ファンから酷評された。一番の見どころは石原さとみが女性の秘所を指すワードなどを発するシーンだとまでヤユされたほど。
そのため今回のハリウッドでの実写映画化発表にも注目が集まっているのだが、ファンの反応は大ブーイングばかりと思いきや、意外にも期待が寄せられている。
「日本版がダメ出しされたポイントは3つ。まずキャスト。続いて内容。最後はCGのしょぼさです。ハリウッド版ならこれらが一気に解決できる可能性がある。そのため期待されているんです」(映画ライター)
前作で一番批判が集まったのはキャストだ。三浦春馬、長谷川博己、水原希子らが原作のイメージと違いすぎるとして大ブーイングを受けた。特に槍玉に挙げられたのは水原。ミカサ・アッカーマンのイメージをぶち壊したとして原作ファンの怒りを買った。だが、ハリウッド版はキャストが一新されるはず。それがイメージに合うかどうかは現時点ではわからないが、少なくとも日本版よりはマシになるとファンは考えているようだ。
「前作は、内容は原作に沿ったもので登場人物もほぼ同じ。ただ、微妙に変更されていました。この中途半端な変更が問題になった。ハリウッド版はこのあたりも、当然変わってくるでしょう。CGもハリウッドならよくなるのは間違いない。何しろ日本版の巨人同士の戦いは『ブリーフ姿のおっさんが戯れている』と言われるぐらいひどいものでしたからね」(前出・映画ライター)
ハリウッドで作られる新たな進撃の巨人はどうなるのか。キャストや公開時期は未定だが、期待してもよさそうだ。