もう少し誠意のある対応をファンは望んでいたようだ。
11月4日にNMB48を卒業した山本彩が、2日放送の音楽番組「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)に出演。NMB48として卒業前最後の出演となった。
結成当初からNMB48のエースとして君臨してきた山本の「Mステ」ラスト出演となった今回は、山本がセンターを務める卒業シングル「僕だって泣いちゃうよ」と、AKB名義の楽曲で山本が初めてセンターを務め、朝ドラ主題歌にもなった「365日の紙飛行機」を披露。
また、パフォーマンス後には山本が残されるメンバーたちの前に立ち、「みんな今日までありがとう。楽しいことはもちろん、つらいことも一緒に乗り越えてこれるみんながいたから、今日までやってこられました。これからのNMBも、楽しみにしています。頑張ってね」とメッセージを送るサプライズ演出も見られるなど、ファンの涙腺を刺激するラスト出演だったようだ。
ただ、そんな同回だが、山本のファンの多くが唯一“残念だったと”振り返る出来事があったようだ。
「番組MCのタモリと山本が会話する場面がありましたが、その際のタモリがそっけなく見えたと感じたファンが多かったようです。NMBのパフォーマンスを前には、タモリが『山本、最後なんだねえ』と話を振っており、これに山本は『はい、今日が最後の出演です』と答えるも、タモリはその後、『う~ん』と答えるだけ。その後の会話がなく、微妙な間が空いてしまった後に『じゃあ、スタンバイお願いします』といった何ともパッとしない流れでした。さらに番組エンディングではタモリが山本に花束を渡す場面がありましたが、タモリは特に何か声をかけることもなく、無言で花束を渡していました。山本からメンバーへのサプライズ演出などもあり、ファンの気持ちが高まっていたぶん、些細なことではありますが、ファンは残念に思ってしまったのかもしれません」(エンタメ誌ライター)
実際、ネット上には「『おめでとう』でいいから一言ぐらいかけてあげてもよくないか?」「露骨に興味なさそうな感じを出していて、ちょっとイヤでした」「乃木坂の生駒ちゃんが卒業する時はもっとやさしかった気がする」などといった声が多数確認されている。
「落ち着いた感じの進行でしたし、タモリはいたって平常運転といった感じでしたね。どちらかといえば、アシスタントの女子アナが盛り上げるところですが、アシスタントは10月19日放送回から抜擢されたばかりの入社1年目の新人・並木万里菜アナでしたから、うまく盛り上げることができませんでしたね。実際、山本との会話以外でも全体的に沈黙の時間が多く、タモリも新人アシスタントのサポートで手一杯だった感じもしましたね」(前出・エンタメ誌ライター)
今回の山本ファンの反応は並木アナも真摯に受け止めて、成長のきっかけにつなげてほしいところだ。
(権田力也)