11月5日、東京国際フォーラムAで全国ツアーをスタートさせたASKA。2014年に法律違反の薬物を巡る「取締法」違反で懲役3年執行猶予4年の有罪判決を受け、執行猶予が開けた10月から本格的な音楽活動を再開していた。
「ツアー初日、3曲目を歌い終えたASKAは『お待たせー、どんだけー、まぼろしー!』と、IKKOのものまねを披露。客席から『お帰り~』の声が飛ぶと上機嫌で応え、かなりのハイテンションでしたよ。オーケストラをバックに『はじまりはいつも雨』などのソロ曲のほか、CHAGE and ASKAのヒット曲『SAY YES』や『PRIDE』など計17曲を熱唱したのですが、5年8カ月ぶりのライブとは思えないほど、声量ぶりも健在でした」(芸能記者)
ツアーは東京公演を皮切りに計11公演を行い、10月には2種類のベストアルバムを発売予定。来年の2月からは、デビュー40周年を記念したバンドツアーを行うことも決定しているという。
こうなると、気になるのがチャゲアスの再結成だが、ASKA本人はライブ中、「今はおたがいやりたいことをやっているけど、その時が来れば。今は触れないで」とコメントし、活動再開に含みを持たせた。チャゲアスでの活動自体、09年に無期限の活動休止を宣言し、13年に再始動を発表したが、ASKAの薬物事件により白紙のままの状態だ。
「今回のコンサートでチャゲアスの曲をふんだんに盛り込んでいるのは、Chageに対する熱烈なラブコールでもある。しかし一方のChageは、5月に行われた音楽イベントの記者会見でASKAについて聞かれた際も『2人の関係はちょっと』と沈黙を貫いている。関係者の話によれば、再結成に前向きながも、薬物だけにふたたび同じことが繰り返されることを、周囲のスタッフも含め恐れているという。そのため、しばらくは様子を見守る状態が続くのではないか」(レコード会社関係者)
40周年に間に合うか。