今、何かと話題の有村架純の主演ドラマ「中学聖日記」(TBS系)。教師と教え子の中学生男子との禁断の恋を描いた同名コミックのドラマ版で、10月29日放送の第4話では、ついに有村演じる末永聖が、教え子の中学生と激しいキスをしてしまった。
「あまりに艶っぽいキスシーンだったことで、放送中からネット上は大騒ぎ。観る者をたまらなくさせる有村の色香を絶賛する声が増えていますが、同時に、《普通に淫行じゃん。気持ちが悪い》《犯罪を美化しているだけ》と批判も急増。さらに、ドラマの中での行動とはいえ、その煮え切らない態度に、《有村が嫌いになった》という声まで上がり始めているんです」(テレビ誌記者)
さて、このパターンと有村の役回り、かつてどこかで見たような…。
「アラフィフ世代には懐かしい、1993年のドラマ『ポケベルが鳴らなくて』(日本テレビ系)で、不貞関係にある緒形拳演じるサラリーマンを振り回す、旅行代理店OL役の裕木奈江ですよ。その演技があまりにハマっていたことから、裕木バッシングにまで発展し、その後、急激に人気がなくなってしまいました。起死回生にと、99年には大胆な肌見せをした写真集を出しましたが、大した話題にはなりませんでしたね」(前出・テレビ誌記者)
ちなみに、その裕木は10月末に都内で芸能生活30周年を記念したライブを開いたが、今やすっかり“あの人は今”状態だ。
「『中学聖日記』での“アンチ”の登場は、つまり有村の演技が良すぎるがゆえとも言えます。とはいえ、俳優業は時にインパクトのある役にハマり過ぎ、イメージがこびりついて損をする場合もありますからね」(ドラマプロデューサー)
裕木のようになりたくなければ、もう少しヘタに演じてみては…とはいかないだろうし、悩ましいところだ。
(露口正義)