11月15日発売の「週刊文春」が「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)の祭り企画“やらせ疑惑”の第二弾を報じている。昨年2月に放送した「カリフラワー祭りinタイ」もやらせではないかと指摘する記事を掲載したのだ。
これに対して日本テレビは「コーディネート会社が主催者に提案したり、実質的な主催者となってイベントとして開催したケースがありました」と、ついに認める回答をしたという。
「また、撮影経費から開催費用や賞金、参加費、協力費を支払っていることもあったそうです。『企画についての確認が不十分なまま放送に至ったことについて、当社に責任があると考えております』『今回のような事態を招きましたことを、お詫び申し上げます』と謝罪しました。日本テレビは回答の中で、『「カリフラワー祭り」や「橋祭り」を含め』と、問題の祭りを“含めて”という表現をしており、ここから、他の祭りでもやらせがあったことが推察できます」(芸能ライター)
その疑惑を追及しているのが、同じく11月15日発売の「女性セブン」だ。
「記事では、これまで放送された全116の祭りについて、本当に存在するのか徹底検証しています。その結果、『橋祭り』『カリフラワー祭り』を含めて11の祭りが確認できず、そのうち7つの祭りがタイで行われたものでした。同じコーディネート会社によるやらせの仕組みを想起させます」(週刊誌記者)
日本テレビは当初、「誤解を招く表現があった」ことについて謝罪したものの、企画については現地コーディネーターからの売り込みだったと、責任逃れとも取れる回答。大きな批判を浴びたうえに、他局のワイドショーや報道番組の格好のネタとされてしまった。このスキャンダルが、視聴率1位を守り続ける日テレにどう影響を及ぼすことになるか。