俳優の小栗旬が2020年公開予定の映画「ゴジラvsコング」に出演し、ハリウッドデビューを果たすことが明らかとなった。
「アベンジャーズ」や「エイリアンvsプレデター」など、人気作品のキャラクターが映画の垣根を超えて入り乱れるオールスタームービーが昨今のブームとなりつつあるハリウッドにおいて、今回小栗の参戦が発表された「ゴジラvsコング」も2014年に渡辺謙が出演した「GODZILLA ゴジラ」と、昨年に世界で大ヒットした「キングコング:髑髏島の巨神」の世界観が共有される大掛かりな“対決モノ”だ。
同作のプロデューサーを務めるアレックス・ガルシア氏は小栗を起用するに至った経緯について、「三池崇史監督の『クローズZERO』『クローズZERO II』を初めて観た時から、そして、最近では『銀魂』での小栗旬の仕事を高く評価している」と説明。俳優・山田孝之とド派手な殴り合いシーンを体当たりで演じた「クローズZERO」がハリウッドのSFアクション大作での抜擢につながったことには納得できるが、「銀魂」での活躍にも言及したことでファンからは「違和感を覚える」との声が噴出する事態となった。
「小栗の『ゴジラvsコング』での具体的な役所はハッキリと明かされていませんが、やはり日本産のゴジラを描いた作品である以上、メイン級の役柄を期待してしまいます。そんな中で、プロデューサーからコミカルな“SF人情なんちゃって時代劇コメディー”の『銀魂』が小栗旬の代表作のように言及されると、ネット上では『(銀魂での仕事を高く評価されたことが)どんな役なのか、ものすごく心配なんですけど!』『銀魂をどう評価してハリウッド映画に繋がるんだよ』との指摘が続出しました。シリアスな役柄から、少し抜けたコメディータッチなものまでを器用に演じ分ける小栗の才能を買ったのかもしれませんが、やはりファンは“色物のチョイ役”に終わってしまわないかを心配しているようですね」(テレビ誌ライター)
他にもハリウッド映画の出演に適うだけの英語力があるかなどを心配する声も上がっているが、ここはひとつ、アクション大作への切符を日本代表として手にした小栗の奮闘に大いに期待し、“世界のシュン・オグリ”へと羽ばたくことを願いたいところだ。
(木村慎吾)