自動車用ブレーキシステムのコマーシャル出演など、本橋麻里がメディアに出演する頻度がふたたび高まっている。平昌冬季五輪でカーリングのLS北見が銅メダルを獲得したのは9カ月以上も前の話。理由は一連のブームに甘んじることなく、本橋は「次のステージ」に進んだからだろう。
「全国に地元出身者による強いチームを作り、カーリングの人気を完全に定着させようと、日々精力的に動き回っています。新しいスポンサー企業を見つけるため、みずから奔走し多忙な日々を送っていますよ」(体協詰め記者)
そんな本橋が永田町界隈でも話題に上がっていた。国際アントレプレナー賞・最優秀賞に本橋が選ばれているのだ。これは国内で起業し、国際的にも活躍する起業家に贈られる賞だが、地方創生、地域活性化の意味合いもある。地域への社会的、経済的貢献度において、本橋は一般社団法人東京ニュービジネス協議会、通産省などからも評価されたわけだが、本来ならば、こうした活動の先頭に立つべきは、地方創世大臣・片山さつきセンセイだ。しかし、こちらは地域の活性化ではなく、疑惑のかき消しに奔走している。
「本橋が一時的に試合から離れたのは、スポンサー獲得だけではなく、地域ごとにカーリングのチームを作る将来の基盤作りのためです。地方の活性化につながるそういう熱心さが今のところ、片山センセイからはほとんど伝わってきませんね…」(前出・体協詰め記者)
そのうち、片山センセイに代わって、本橋に出馬のラブコールも来るかもしれない。
(スポーツライター・飯山満)