12月2日の中山4R、藤田菜七子騎手(21)が6番人気のヴィエナブローで勝利し、今年27勝目、JRA通算47勝目を飾った。これにJRA認定の地方交流レースであげた4勝を加えると51勝となり、12月8日以降の負担重量は、これまでの「2キロ減」から「1キロ減」での騎乗となる。スポーツ紙記者が話す。
「菜七子ちゃんは『1キロ減になっても、これまでどおり、一鞍一鞍を大事に乗っていきたい』と話していましたが、負担重量が1キロ違えば1馬身違うとも言われています。これからが腕の見せどころでしょう。と言いたいところですが、それも来年2月末までの話ですけどね」
JRAは11月20日、女性騎手に対する負担重量の新ルールを3月1日から導入することを発表。女性騎手は一律で「2キロ減」、51勝~100勝の間は「3キロ減」で騎乗できることになるのだ。
「菜七子ちゃんだけではなく、将来、騎手を夢見ている女性たちも大歓迎でしょう。この新ルールにより、来年の菜七子ちゃんは、今年以上の活躍が期待できます」(前出・スポーツ紙記者)
騎乗技術も日に日に上達している菜七子騎手。“馬券になるジョッキー”の仲間入りを果たしたことで、“菜々子馬券”の傾向も見えてきた。
「オトコよりもオンナが好きなんでしょう(笑)。JRAであげた47勝のうち、33勝が牝馬ですからね。距離は1200メートル以下で21勝と短距離のダート戦(13勝)を得意としていますが、狙いはその次に多い1700~1800メートル戦。15勝のうち13勝がダート戦です(12月2日終了時点)」(前出・スポーツ紙記者)
菜七子騎手がダート戦で牝馬に騎乗する時は、注目してみよう。