「せっかくJRAと地方の枠を超え、若い才能がぶつかり合っているのに、いまひとつ盛り上がりに欠ける。藤田菜七子が好成績だったら、メディアの扱いももっと大きくなって違ってきたのだろうけど…」(競馬関係者)
6月11日の金沢競馬から始まって、各地の競馬場で行われてきた「2019年ヤングジョッキーシリーズ・トライアルラウンド」のことだ。参加騎手は地方若手28人、JRA若手22人。これまでに10戦を終了し、いよいよ11月19日の川崎競馬でトライアルの幕を閉じる。
そして、成績上位の地方7人(最上位1名、東日本地区・西日本地区の各上位3名)、JRA7人(最上位1名、東日本地区・西日本地区の各上位3名)が、12月27日に大井競馬場、28日に中山競馬場で行われる「2019年ヤングジョッキーシリーズ・ファイナルラウンド」に参戦する。
「残念ながら藤田菜七子は、今のところJRA騎手総合順位の最下位。最終の川崎で2戦2勝しなければ、ファイナル参戦は叶わない。クリアするのはかなり厳しい状況ですが、“ファイナルにはなんとしても出たい”と言っていましたから、当日は気合の入った騎乗を見せてくれることでしょう」(スポーツ紙記者)
馬券の方は、しっかり押さえたい。
(競馬ライター・兜志郎)