12月2日に生放送された「M-1グランプリ2018」(テレビ朝日系)終了後に開かれた出場者による“飲み会”のある動画が、ネットをザワつかせたのは、番組の数時間後。
「動画はライブ放送で流され、すでに削除されていますが、当初、あちこちに拡散。スーパーマラドーナ・武智のSNSにより撮影されたものらしく、画面に登場する、とろサーモンの久保田かずのぶが、M-1審査員への不満をぶちまけているんです」(ネットウオッチャー)
久保田は「酔ってるからっていうのを理由に言いますけど、そろそろもう辞めて下さい。審査員の方も1回劇場出てください。自分目線の、自分の感情だけで審査せんといてください。1点で人の一生変わるんで。理解して下さい。たぶんお笑いマニアの人はわかってますわ。お前だよ、一番、お前だよ。わかんだろ、右側のな」と発言。
「“右側”の審査員というのが、上沼恵美子を指していた。この時、聞こえる武智のものと思われる『右のオバハンや』との声に『そやろな』とも言っていますからね」(芸人に詳しい関係者)
久保田らは、今回の審査で上沼が自分の“好き”“嫌い”で採点していることが頭にきたようだ。現に上沼は、番組中でも、出場者のジャルジャルに関して「ファンなんですがネタは嫌いや」として切り捨てている。
「これには確かにネット上で当初、久保田に『よく言った』とする反応が多く見られましたが、酒の勢いなのか、武智とみられる声で『嫌いですって言われたら更年期障害かと思いますね』、それに対し『そやろ。“私は年だからわからへんねん”とか知らんねん!アホか!』といった過激な発言まで飛び出していたんです。ちなみに武智がコンビを組むスーパーマラドーナは関西ローカルでよく上沼の番組に出ています。それだけに逆に悪口もスッと出てしまったのかもしれませんね」(芸能記者)
上沼は3日のラジオのレギュラー番組でM-1審査員“引退”を宣言しているが、暴言についてはこの後に知ったとみられている。いずれにせよ、しだいにSNS上で久保田らへの非難の声が高まり、事態を重く見た久保田と、武智が4日、それぞれツイッターで謝罪。
久保田は、〈この度は私の不徳の致すところで、上沼恵美子さまに失礼極まりない言動をしてしまい申し訳ございませんでした。今後は二度とこのような事がないよう深く反省しお詫(わ)び申し上げます〉。武智も〈昨日の僕の醜態について、上沼恵美子さん、M─1に携わる方々、すべての方々にお詫びしたいです。申し訳ございませんでした〉と、平身低頭のテイだった。
さらに事務所の先輩で今回のM-1の司会を務めていた今田耕司は5日、イベントの囲み取材でスタッフからの制止を振り切る形で「後輩が本当にすみません」と謝罪している。
はたして久保田らに「鉄拳制裁」が発動されるのか?上沼の次のアクションが気になるところだ。
(鈴木十朗)