審査員を務めた12月2日放送の「M-1ぐらんぷり2018」での採点を巡って、とろサーモンの久保田かずのぶとスーパーマラドーナの武智に、「もうやめてくれ」「更年期障害か」などの生配信動画で批判された上沼恵美子。
「その後、久保田と武智の謝罪があり、上沼が激怒していたという記事も飛び出しました。多くの芸人からは、審査員引退を宣言した上沼に引退撤回を求める声や、批判した2人への怒りの声などが芸人仲間からも次々に噴出。9日になって、M-1審査員を務めた松本人志も『ワイドナショー』(フジテレビ系)の中で、『上沼さんという人がどれだけの人か、本当にわかっていない』と2人を叱責し、上沼本人は、『上沼・高田のクギズケ!』(読売テレビ)の中で、審査にはえこひいきはしていないとしたうえで久保田らに対しては『私は何とも思っておりません。暴言も全然結構です』と言いつつ『悪いけど、興味ないです』と突き放しています。騒動は完全に上沼に軍配が上がった形です」(お笑い関係者)
そんな中、ここへ来て一連の騒動が「実は上沼が仕掛けた形の“ワナ”だったのではないか」との見方が、業界関係者の間で広まっているという。
「12月6日に発売された『週刊新潮』(12月6日発売)が報じているように、来年2月からフジテレビが、上沼司会の人気番組『快傑えみちゃんねる』(関西テレビ)の放送をスタートさせるとのことです。“関西の女帝”と呼ばれ、西では不動の地位を築いている上沼も、東京ではそこまでの知名度がありません。そんな彼女にとって『えみちゃんねる』のフジでの放送開始は、今後の東京進出への大きな足掛かりとなる。全国放送され、審査員を務めるM-1で何か爪痕を残し存在をアピールしておきたいという上沼の思いは、決勝に残った10組よりも、ある意味一番強かったのかもしれません。そう考えると上沼が、いつもより挑発的な言葉を放ち、それが久保田らの暴言を誘発する『ワナ』のような効果を持ってしまったとも考えられます」(前出・お笑い関係者)
もし、そんな上沼の強い思いにまんまと乗せられて“踊らされた”形の久保田と武智であったなら、少々同情したくなるもなるか…。
(露口正義)