プライベートの和田アキ子のものまねで、現在ブレイク中のピン芸人・Mr.シャチホコ。“仕事中”はアッコカツラに真紅の口紅、ロングドレスで完全になりきっているが、その素顔は頭皮が薄めの25歳。かねてから、業界の大先輩にあたる「みはる」と交際しており、今秋、深夜バラエティ番組「ウチのガヤがすみません!」(日本テレビ系)内でガチプロポーズ。昨年10月に驚異の23歳差で入籍した。
ものまね芸人同士による20代&アラフィフの初婚は、かなりのレアケースだ。しかし、年齢的にも収入的にも差がある芸人同士の格差婚は少なくないという。
「矢沢永吉のものまね芸人・幹てつやさんと、浜崎あゆみのものまねで知られる『あゆ』さんがそうです。2人は夫婦であると同時に『かりすま~ず』のコンビ同士でもある。幹さんといえば、90年代に起こった“ボキャブラブーム”で音楽漫談家として“キャブラー”(出演芸人の総称)になりました。旧友の爆笑問題やネプチューン、くりぃむしちゅーなどはブーム終焉後、さらに売れましたが、幹さんはドン底。キーボードで弾き語る『ミ~キ ミキ ミ~キ ミキテツヤ』というフレーズをテレビで観ることは、なくなりました」(お笑いライター)
17歳年下のニセあゆと、14年に結婚。夫婦そろってキャリーバッグを引いて、ものまねの営業先を周っていたが、17年に第一子が誕生。秋元康がプロデュースするよしもとアイドルユニット・吉本坂46で再起をかけたが、落選している。
「あゆに対抗するように、倖田來未のものまねでのし上がったのはしのぶ。ご主人は7歳年上の藤井ペイジ。お笑いコンビ『飛石連休』を組んでいます。“あゆ夫婦”と同じ14年に結婚しており、収入は妻のほうが上。地方営業の際には、藤井さんがマネージメント料をもらう形で同行していたといいます」(前出・お笑いライター)
2人の子どもに恵まれた4人家族。テレビ出演がほぼない芸人夫婦だけに、“倖田妻”にかかる負担は大きい。しかし、ものまね芸人は地方営業の単価が「大きい」という声も。ものまね芸人夫婦、実は安泰なのかもしれない。
(北村ともこ)