18年10月に元貴乃花の花田光司氏(46)と離婚し、水面下で争奪戦が繰り広げられている河野景子(54)。河野の古巣であるフジテレビの石原隆取締役も定例会見で「(同局の番組への復帰が)ないとは言えない」と発言。しかし、局内は戦々恐々なのだ。
かつて同期入社の故・有賀さつき、八木亜希子とともに「花の三人娘」として活躍した河野の復帰に、かつての古巣は歓迎かと思いきや、古参の社員にはいまいましい記憶がフラッシュバックするらしい。フジテレビ関係者が語る。
「現在、ニュースが読めて安定感のある実力派アナの補強が急務のフジとしては、河野は喉から手が出るほど欲しい人材なのは間違いない。ただ彼女がお台場にやってくることで、犬猿の仲である“大物キャスター”と現場で相まみえる可能性が生じてしまう。局としても悩ましい状況です」
河野は局アナ時代、「チーママ」と呼ばれるほど社内では敵を作らないタイプだった。だが一人だけ例外がいた。「直撃LIVE グッディ!」の安藤優子キャスター(60)である。
「発端は河野が新人アナとして入社した88年、安藤からさんざんイビられていたこと。ちょうど河野が入社すると同時に安藤は『FNNスーパータイム』の平日MCに就任したのですが、当時の安藤は新人に対して鬼のように厳しく、とりわけ河野がガミガミと叱られていました」(フジ関係者)
その後、河野がフリーとなる94年まで“冷戦”が続いたというのだから、復帰ともなれば、実に25年ぶりにパンドラの箱が開くこととなるのだ。
「新人時代以降、有賀や八木は安藤と折り合いが悪くなかったのですが、河野の“安藤嫌い”はエスカレートするばかり。局で会っても必要最低限の会話以外は交わしていなかった。最終的に、河野がフジを退社して貴乃花との結婚が決まった際、元同僚たちがお祝いのパーティーを開いたのですが、その際に安藤の話になると、河野は顔を背けるようにして露骨に嫌悪感を示したというんです。安藤の名前を口にするのも嫌なようで『あの人』呼ばわり。どれだけ嫌っていたのかがよくわかります」(フジ社員)
しかも、当事者である安藤本人にも河野の嫌悪感は伝わっていたようで‥‥。
「安藤も嫌われていることを察したのか、たびたび『お高くとまっちゃって』『謙虚さが足りない』などと、フリー転身後の河野を批判していたと聞きます」(別のフジ関係者)
その遺恨は、貴乃花部屋のおかみさんになってからもくすぶり続けた。
「17年の日馬富士暴行事件以来、『グッディ!』が一貫して貴乃花に厳しい“反貴乃花”の路線を貫いて話題になりましたが、安藤のフジに在籍していたOGへのバッシングの根本には『河野嫌い』があると言われています」(テレビ誌編集者)
はたして今後、バトルはどう展開していくのか。フジ社員の証言。
「局内部では河野に対して『現在の安藤のポジションを担ってもらったらどうか』という“ポスト安藤”の活躍を期待する声が上がっているんです。もしそれが実現すれば、ポジションを奪われた安藤が怒りに震えるのは間違いない。河野の復帰を喜ぶ以上に、戦々恐々としているスタッフは多いですね」
常に降板がささやかれる安藤に対し、追い風ムードの河野。早ければ春には雌雄を決することになりそうだ。