スポーツ

2019年「平成後」の大異変<ゴルフ編>女子プロ放映権トラブルでクーデターが勃発

 ゴルフ界は男女ツアーで明暗を分ける1年のスタートとなった。日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の小林浩美会長(55)が選手に謝罪しながら改革断行に舵を切る中、日本ゴルフツアー機構(JGTO)の青木功会長(76)は過去最高のツアー賞金総額に満面の笑みを浮かべている。

 昨年の米ツアー2勝の畑岡奈紗(19)を筆頭に、黄金世代のニューヒロインたちが国内でも台頭し、大人気を呼んだものの、19年のLPGAツアー数は2試合減ることになった。スポーツ紙デスクが解説する。

「昨年、LPGAは放映権を巡り、民放テレビ局と交渉するも、12月に日本テレビと決裂。日テレ系列が主催、中継していた3試合が中止になった」

 来季、新たなスポンサーの冠試合が確定していて、差し引き2試合減だが、この放映権問題は3年ほど前からくすぶり続けていた。

「突然、LPGA側が民放局に『1試合1000万円』とメールで通達したことでトラブル勃発。大手広告代理店の仲介もあって沈静化するも、今年の夏になって再燃した。小林会長は『世界のツアーは放映権を持っている』の一点張りで聞く耳を持たず、話し合いが難航。中継費用も担ってきたテレビ局側は、放映権の管理をLPGAに委ねることに反発してきたわけではなく、今後の放映権料などについて十分に議論をしたいというスタンスでしたが、誠実さを欠く対応に不信感を強め、日テレの撤退となったのです」(スポーツ紙デスク)

 小林会長の改革断行の姿勢は選手にも不評で、今年は会長職の続投が決まっているものの、協会内で「クーデター」が起きてもおかしくない状況だ

「トッププロの比嘉真美子(25)や有村智恵(31)から『不信感は強い』と発言され、小林会長が『説明不足でした』と謝罪する一幕も。ただ『LPGAの価値向上を目指す』と強気の姿勢を崩さず、溝は深まるばかりです」(民放局記者)

 揺れる女子ゴルフ界にあって楽しみなのは4月に新設される「オーガスタ・ナショナル女子アマ選手権」だ。ゴルフライターによれば、

「日本からは、プラチナ世代と呼ばれる女子高生4人が出場。特に安田祐香(18)はアイドル級のルックスで、17年の日本女子アマ優勝の実力派です

 一方、73年のツアー制後、賞金総額が最高となった男子ツアーは、新しい年号となる今季を人気回復元年と捉えている。

「プロ野球界参入を一時、諦めたスタートトゥデイの前澤友作社長(43)が『ゴルフは平和の象徴』と、米男子ツアーと共催の『ZOZOチャンピオンシップ』のスポンサーに名乗りを上げた。賞金総額約11億円、優勝賞金も約2億円と破格の大会です。今年10月、松山英樹(26)とタイガー・ウッズ(43)の夢の競演を千葉の名門コースで見られるかもしれない」(ゴルフライター)

 千葉県といえば、拠点を構えるジャンボこと尾崎将司(71)の去就も気になる。

「持病の腰痛が癒えず、最近はラウンド中も携帯椅子に座り一服、なんてシーンも。11月の『ダンロップ・フェニックス・トーナメント』が花道になりそう。今後は米シニアツアーのトム・ワトソン会長の誘いに応じて、舞台をシニアツアーに移す可能性もありそうです」(民放局記者)

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