美術教師が生徒を人質に立てこもる展開が話題のドラマ「3年A組 -今から皆さんは、人質です-」(日本テレビ系)の第2話が1月13日に放送され、視聴率10.6%をマーク。2週続けて2ケタの大台を突破した。
今回は教師役の菅田将暉が、自死した生徒の景山澪奈(上白石萌歌)をネット掲示板で誹謗中傷していた投稿者の正体を暴くべく、生徒たちに該当者はみずから名乗り出るように要求。一度はクラスメートをかばうために茅野さくら(永野芽郁)が名乗り出るものの、ついには宇佐美香帆(川栄李奈)が自分が犯人だと自供した。そのシーンで川栄が見せた演技に視聴者からの喝采が集まっているという。
「川栄は最初、菅田の説教に反抗的な態度を見せていたものの、上白石に嫌われたと思っていたのは勘違いだと知ったことで号泣。そのシーンがあまりにも真に迫っていたのです。川栄は耳まで真っ赤に染めるほどに顔を紅潮させ、相当に気持ちが入っていた様子が見て取れました。そして極めつけは鼻から垂らしていた鼻水。号泣した際には涙が鼻に流れ込みますが、そのためにはよほど大量の涙を流す必要があります。ここで川栄は目元からボロボロと文字通り落涙し、さらに鼻の下に光る鼻水を隠そうともせず、心の底からの悔恨ととも泣いている姿を演じ切ったのです」(テレビ誌のライター)
お笑いの世界、中でもリアクション芸人などにとっては“ダイヤモンド”にも例えられる鼻水だが、川栄のような若い女優では見た目が損なわれることを嫌い、鼻水姿をさらしたくない者もいるようだ。ところがドラマの世界で語り継がれる号泣シーンには、このダイヤモンドが垣間見られるという。
「2011年10月期の『家政婦のミタ』(日本テレビ系)は、最終回が視聴率40%を記録するお化け作品に。同作で感情を見せない家政婦を演じた松嶋菜々子は、終盤でついに涙を流すようになり、鼻水まみれの号泣シーンで視聴者の心を打ちました。また05年の『1リットルの涙』では、ヒロインの沢尻エリカがタイトル通りに大量の涙を流し、見事なダイヤモンドを披露。この演技で19歳にして演技力の高さを印象づけたのです。ほかにも鼻水ダダ漏れの号泣シーンを披露した女優は多く、その多くはいまでも一線級で活躍しています。それゆえ川栄も今回の涙&鼻水で、演技派との評判をますます高めたことでしょう」(前出・テレビ誌ライター)
そんな川栄に触発されて、今度は永野や上白石、もしくは目ヂカラモンスターと称される今田美桜らが美しいダイヤモンドを見せてくれるのか。号泣シーンへの注目度が高まりそうだ。
(金田麻有)