嵐の櫻井翔が1月28日、報道番組の「news zero」(日本テレビ系)にて、活動休止の発表後では初となる生出演を果たした。櫻井は月曜キャスターを担当しているが、今回はメインキャスターの有働由美子が一対一でインタビュー。記者会見に臨む前の気持ちなど会見では話されなかった裏側が明かされたこともあり、櫻井が語った内容にファンから大きな注目が集まっていたようだ。
その一方で、ジャーナリストを自称する立場から鋭い質問が期待された有働に対しては「ろくに質問していない」「素人レベルの反応」といった厳しい声が続出しているという。芸能記者が振り返る。
「今回の生出演では櫻井がかなり周到に答えを用意してきた様子がうかがえました。たとえば記者会見後のエピソードとして『帰って(酒を)たしなんでしまいまして、顔が驚くほどむくんでしまいまして』と明かしたうえで、『目覚めたらホテルのベッドの下の床で目覚めて、自分も結構衝撃受けたのかなと思いました』と、とっておきのエピソードを披露。あえて自分の弱みをさらけ出しつつ、活動休止がもたらすインパクトをうまくオブラートに包んで語ったのです。ところが有働は、このエピソードに対して『えっへっへ。それはやっぱり一杯という気持ちになりますもんね』と、飲み会の与太話さながらの反応を見せる始末。多くの視聴者が『その感想、必要か!?』とのツッコミを入れたことでしょう」
記者会見で物議をかもした「無責任」ではないかとの質問が出た件に話が及ぶと、櫻井は「あのご質問をいただいたおかげで、結果としてきちんと我々の思いのたけが温度を乗せて伝えることができた」と大人の対応。質問した記者を気遣いつつ、自分の気持ちに感情が乗っていたことを示してみせた。
そんな模範解答に対して有働は「すごいなあ、そうかあ!」と、素人丸出しの感想を口にする有様。師匠が弟子をねぎらうかのような上から目線の言葉には、視聴者もアキレるしかなかったようだ。
「他に気になったのは、櫻井がしゃべっている間、有働の背後から後ろ姿を入れこむ形で映すシーンが多かったこと。制作陣としてはおそらく、有働に“視聴者代表”の役割を与え、視聴者自身が櫻井に話を聞いている雰囲気を演出したかったのかもしれません。しかし視聴者が求めているのは活動休止について語る櫻井の表情であり、有働の後ろ姿はノイズでしかないのです。かつてのNHK在籍時には“主婦の代弁者”として人気を博した有働ですが、23時台の情報番組でその手法を求めている視聴者はいないということに早く気づいてほしいものです」(前出・芸能記者)
インタビュー力の足りなさは補いようがないものの、せめて「すごいなあ、そうかあ!」といった感想だけは控えるよう、制作側が有働に指導すべきと感じた視聴者も少なくなかったことだろう。
(金田麻有)