「どうしたら人間国宝になれるのかをみなさんにお聞きしたい。1日も早く人間国宝になれることを楽しみにしております」
1月28日、大阪市内で行われた「上方芸能フェス」の概要発表でそう語ったのは、落語家の桂文枝。
「“みなさん”というのは、この会見に同席した、能楽の三島元太郎、文学の吉田和生、筑前琵琶の奥村旭翠の人間国宝3人を指してのもので、発言自体、ウケを狙ったギャグのようなものでしたが、実際のところ本気も本気、大本気ですよ」
とはスポーツ紙演芸担当。
文枝は上方落語協会会長を、03~18年の実に8期15年間務め、その間に「桂文枝」の名跡を継ぎ、紫綬褒章、芸術選奨文部大臣賞、菊池寛賞、旭日小綬章などを受章・受賞している。
「そのため、五代目柳家小さん、三代目桂米朝、十代目柳家小三治につぐ、落語家として4人目の人間国宝への野望実現まであと一歩とも囁かれましたが、2016年に演歌歌手の紫艶に“20年不貞”を暴露され、17年には50代女性との不貞疑惑も報じられた末、上方落語協会会長を退任。以来、話題に上ることはなくなっていましたからね」(スポーツ紙演芸担当)
今回「人間国宝になりたい」ギャグが世間に受け入れられるはずもなく、ネットには、〈なりたい人がなるものではない。芸の本質に対して謙虚であるべき〉〈あれだけ女性関係がだらしなくても?〉〈他の人間国宝の方々と自身の行いを比較し、どう思われているのでしょう?〉などと批難が殺到したことは、言うまでもない。
ちなみに、その不貞相手の紫艶は、騒動後の16年9月に艶系女優としてデビュー。かつてグラビアでも披露した自慢のFカップを揺らして昇天しまくるたくましさを見せている。