芸能

追悼・超破天荒な79年!内田裕也「暴乱ロッケンロール伝説」(2)拳でバーの天井に穴をあけた

 長年、交遊があった大阪・ミナミのバー「メリケンジャップ」店長の大喜多勝義氏が秘話を明かす。

「酔っ払うと手がつけられなかった。(十八代目中村)勘三郎さんのお母さんのお通夜で、裕也さんと勝新太郎さん、勘三郎さんで飲んでいたら、勝さんのメンソールタバコがなくなったんです。私が自分のセブンスターを出して『吸いますか?』と言うと、横から裕也さんが『チョイチョイチョイチョイ! 勝さんはKOOLだぞ!』って、本気で怒る。勝さんは『いいんだよ裕也! 俺は大喜多ちゃんのが吸いたいんだ』と悠然としていた。それでも裕也さんは『大喜多、お前は気がきかねえなー』ってずっと怒ってたよ。永ちゃん(矢沢永吉)を引き合わせたのは30年以上前だったかな。永ちゃんと今日は何があっても耐えようって話してたら『ヤザワ~腕相撲しよう』って。何度やっても永ちゃんが勝つから、裕也さんはクッソーって悔しがって騒いだのがいい思い出です」

 バーの天井には、泥酔した裕也が「ロッケンロー」と雄たけびを上げ、突き上げた拳であけた「ロックの穴」が今でも残っている。

 生涯3度の逮捕歴がある裕也。初回は77年の大麻取締法違反だった。

「初犯から2年後には若松孝二監督の『餌食』(東映)で主演する変わり身の早さ。しかも、この映画で裕也さんが演じた役柄は、マリファナを吸うロック歌手。レゲエ歌手を売り出そうとし、芸能事務所に殴り込みをかけるというものでした」(芸能デスク)

 そして、2度目が83年。酔っ払って包丁片手にウドー音楽事務所に殴り込み、「外タレばかりじゃなく、日本人ロッカーを使え」と訴え、銃刀法違反で逮捕されている。

 まさに内田雄也(=本名=)はロック歌手・裕也を生涯かけて演じ続けていたのかもしれない。

 死の瞬間までロック魂を貫いた稀代のロッケンローラーの偉業に合掌!

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    「王座戦」初防衛に王手をかけた「鬼神・藤井聡太」の勝利の方程式は「パイナップル・キノコ抜き・室温20度」

    いくら漫画でも、こんな展開は描けない。将棋の第72期王座戦5番勝負第2局が9月18日、名古屋市の名古屋マリオットアソシアホテルで行われ、午前9時の対局開始からわずか30分で76手まで進む「AI超速将棋」を藤井聡太七冠が制して2連勝。王座戦初…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【非情】なぜ戦力外通告!? 阪神と西武のクビ選手は「宝の山」だった
2
楽天・田中将大「日本ハムにトレード」画策の「新庄監督なら再生してくれる」200勝フィーバー商法
3
ついに「女子アナ採用ルール」をブッ壊したテレビ東京の「他局が恐れる戦略」
4
山田邦子が禁断暴露!「トド発言スキャンダル」あの大御所芸能人に「いっぱいイジメられた」
5
綾瀬「女子高生コンクリ詰め殺人」の全真相を再検証(1)「犯人を殺してやりたい」