妻・樹木希林の死から半年となる3月17日に79歳でこの世を去った内田裕也さん。日本のロックミュージシャンの先駆けとして知られる内田さんは俳優や映画監督としても活躍。91年に都知事選に出馬した際の政見放送では、自身の映画のタイトルでもある頭脳警察の「コミック雑誌なんか要らない」を熱唱し話題となった。
コワモテのキャラクターでバラエティ番組にも多数出演した内田さん。公私ともに彼と付き合いがあったというテレビ関係者は「すぐに激昂する性格なのも事実ですが、スタッフの『ここでキレてほしい』という空気を読んでワザとキレてくれていた」と振り返る。こう続ける。
「裕也さんは画面に映るだけで緊張感が走るキャラクターなので、番組からすれば、視聴率を計算できるありがたい存在。スタッフにも気さくに話しかけてくれるので現場の評判は上々でしたね」
そんな内田さんについて「ただ、彼を本気で怖がっている共演者もいたんです」と明かす同関係者が、さらにこう話す。
「中でも“例の人気女優”は番組で裕也さんにキレられたのがトラウマになり、かたくなに“共演NG指定”していたともっぱらの噂なんです」
内田さんを“共演NG指定”していた人気女優とは──。
「15年に『ダウンタウンなう』で共演した平愛梨です。彼女は番組内で『シワクチャのお爺さんかなって思ってました』と口にして裕也さんをキレさせてしまった。放送では平静を装っていましたが相当怖かったようですよ」(前出・テレビ関係者)
内田さんの死を彼女はどう受け止めただろうか。
(白川健一)