今春から妹・すずがNHK連続テレビ小説でヒロインを務めれば、姉・アリスはフジの月9ドラマに出演。飛ぶ鳥を落とす勢いの広瀬姉妹だが、大活躍のウラではトップ女優の座を狙って相はむデッドヒートがあった。
広瀬姉妹について広告代理店関係者が解説する。
「デビューこそアリス(24)のほうが早かったものの、すず(20)が15年に『学校のカイダン』(日本テレビ系)で主演に抜擢されて以来、業界内での序列は『すずの圧倒的優勢』でした。出演ギャラやCMのスポンサー料でもすずが7割ほど高く、歴然とした“姉妹間格差”があったんですよ」
ところが最近、この構図に大きな異変が生じているのだという。先の代理店関係者が続ける。
「昨年初頭からアリスの猛追が著しいんです。大手広告代理店が独自で定期的に行っている好感度調査では直近まで14カ月以上もアリスの勝利だったんですよ。すずの支持層が若年層に固定されている一方で、アリスはオトナの魅力が増すにつれて“人口のボリュームゾーン”である『団塊世代』と『団塊ジュニア世代』の男性から絶大な支持を受けるようになっていきました。それに伴って、アリスのCMギャラが急騰しているんです」
そうした経緯があり、「まもなくすずとアリスのギャラ相場が横並びになる」とか、「とりわけCMギャラに関しては、昨年末に1本5000万円にまで達したアリスが一気に上回りそうだ」といった話が各所でまことしやかにささやかれているというのである。
くしくもアリスが「ラジエーションハウス」(フジテレビ系)で、月9ドラマに本格出演を果たした折、両者は実の姉妹でありながら、いずれも芸能界の頂点を狙う女優として互いに激しいライバル意識を抱くようになっているという。
二人とも、インスタグラムやツイッターではたびたび、姉妹のツーショット写真を公開して親密ぶりをアピールしているが、実際には、すずとアリスが同席した現場での“ピリピリムード”は業界内でつとに知られた話なのだ。
テレビ関係者がこう証言する。
「一緒になった現場でツーショット写真を撮る時に、シビアな駆け引きが行われているんです。彼女たちのSNSを見ているだけではわからない“ダークな部分”が目撃されています。スマホで撮影する際、両者とも“よりかわいく見える画角”を巡って、ベストな顔のポジションを奪い合う“無言のバトル”を繰り広げるんです。双方ともに譲らない激しい画角争いはお決まりの光景となっていますよ」
さらには、スタッフや共演者の前では親密アピールを強調している広瀬姉妹が、誰も見ていないとわかった瞬間に豹変するというのである。
実際、ある現場で二人の“切り替えの瞬間”を遠目から目撃したスタッフがいたという。
「スタジオでの姉妹はハイテンションでスタッフらと談笑していたらしいのですが『二人きりになった瞬間、完全にダンマリになって目も合わせず、それぞれの控え室へと分かれていった』というんです。目撃したスタッフは『“作っていたこと”の衝撃よりも、仕事と割り切って仲よし姉妹を完璧に演じていることに感心した』と言っていました」(テレビ関係者)