“ご意見番”なんて言われるようになったら、芸能人は終了である…最もそう思わせるのが、和田アキ子ではないだろうか。
「芸能界の“ゴッド姉ちゃん”と呼ばれ、いつしか自分の番組『アッコにおまかせ!』(TBS系)や、各種イベントでの囲み取材時に、ワケ知り顔で“正論でござい”とばかりに発言をするのがお約束となっていました。しかし、上から目線で個人的な好き嫌いを吐き出すばかり。ただ諫める人がいないだけで、芸能関係者の間でも決して評判はよくありません」(芸能記者)
そんな和田の性格を現す強烈なエピソードとして残っているのが、観劇中に和田とバッタリ会って挨拶をした元サッカー日本代表の中田英寿が“被害者”となった件だ。
「和田を見た中田は慌てて立ち上がり会釈をしたそうなのですが、和田は周囲の目もお構いなしに客のいる公衆の面前で『サングラス!』と怒鳴りつけたという。同席していたカンニング竹山も中田に同情したそうですが、そこにも和田の大人としてあるべき見識やバランス感覚、人への尊敬や思いやりを感じません。そもそも取材陣が本気で和田の意見を求めているはずはなく、単に翌日のスポーツ紙やワイドショーの見出しになればいいというだけ。昨今は、そうした現実に相変わらず気づいていない様子が痛々しくなってきましたね」(別の芸能記者)
ここ数年はヒット曲もなく、2016年には40回目の出場がかかったNHK紅白歌合戦の選考にもれて以降、お呼びがかからない状況だ。
「昨年10月に歌手生活50周年を迎え、ベストアルバムやコラボシングルを発売し、アニバーサリーツアーも敢行。いつになく精力的に活動して年末の紅白復帰を狙いましたが、結局、選ばれることはありませんでした」(前出・芸能記者)
すでに、人にご意見している場合ではない。
(露口正義)