米倉涼子主演ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)シリーズの最新作がこの秋に帰って来ると、4月16日発売の「女性自身」が報じている。同誌によるとテレ朝は、女優のトップクラスであるドラマ1本500万円以上というギャラを800万円以上にアップ。1クール1億円という破格の金額を提示して口説いたという。
今や、女優・米倉の代表作となった「ドクターX」。シリーズ1~5の平均視聴率は20%の大台を超えるモンスタードラマだ。ゆえに、多くのファンが続編に期待を寄せたが、昨年は同局の「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」に主演。ある理由により資格を剥奪された敏腕弁護士を演じた。こちらも、平均視聴率は15.6%と、さすがの高視聴率だった。ところが──。
「実は、この数字でもテレ朝は納得していませんでした。昨年の年間視聴率3冠王の日本テレビは全日帯7.9%、ゴールデン帯12.0%、プライム帯11.6%。2位はテレ朝で、ゴールデンは10.5%、プライムは10.6%と、いささか開きはありましたが、全日帯は7.7%で僅差でした。もし『ドクターX』を放送して平均視聴率で20%超えしていたら、日テレの3冠王を阻止できた可能性もあったんです」(芸能記者)
また、芸能ジャーナリストは「ギャラではなく『リーガルV』の結果で、米倉は『ドクターX』を承知したのでは」と前置きして、こう話す。
「米倉は、テレ朝の松本清張作品でブレイクしました。そして『ドクターX』で大門という独自のキャラクターを得ました。新たに小鳥遊に挑みましたが、大門ほどではなかった。恩義あるテレ朝に対して、その責任を感じたのではないでしょうか」
現役医師が「本当に手術をしているように見える」というほど、手技を練習して大門を作り上げた米倉。その努力が、高い視聴率につながっているのかもしれない。