“視聴率の女王”と呼ばれる女優・米倉涼子が、10月からスタートする連続ドラマ「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」(テレビ朝日系)に主演することが明らかになった。
「米倉は、去年放送された連ドラ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)が昨年度のドラマ平均視聴率1位を獲得。最終回が終わった後も、“ドクターXロス”が巻き起こり、続編を望む声が上がっていました。ところが米倉本人が、大門未知子のイメージから脱却を熱望しており、今回のドラマが実現しました」(番組関係者)
演じるのは、弁護士資格を剥奪された元弁護士の小鳥遊翔子(たかなし・しょうこ)。ペーパー弁護士の大学教授に法律事務所を開かせて、自分は管理人となり、ワケあり弁護士やパラリーガル(弁護士の法律専門的アシスタント)をスカウト。彼らをコキ使いなから超エリート弁護士を擁する大手法律事務所を相手に戦いを挑むというドラマ。
「大門未知子は、高級ブランドに身を包んだフリーの女医。それに対して、今回演じる小鳥遊は、力の抜けた自由でちょっと艶っぽい元弁護士の女性ということです。肩下まで伸ばしていた髪を20センチも切って、イメチェンしただけでなく、自慢の美脚を封印して胸元の色香で今回は勝負するようですよ」(テレビ誌記者)
大ヒットドラマ「ドクターX」をやめてまで、なぜ米倉は新しいドラマに挑戦するのか。
「『ドクターX』が飽きられないうちに、新しいものに挑戦するのは、女優としての戦略上も、至極当然の流れでしょうね。年間視聴率1位を獲っていますから、今や、企画やキャスティング、スケジュールでも主導権が握れます。まさに、やりたいことができる絶好のタイミングといっても過言ではありません」(前出・テレビ誌記者)
また米倉自身、ドラマの主人公・小鳥遊翔子という役にも、かなり思い入れがあるという。
「今年4月に放送されたバラエティ番組『ぴったんこカン・カン』(TBS系)で、新企画『米倉涼子 スペイン人になる!』がスタート。スペイン語にも取り組んでおり、また、この8月に仲の良い女優・比嘉愛末とスペインのサグラダ・ファミリアや世界遺産のトレドなどを訪れた様子が、8月12日の比嘉のインスタグラムにアップされています。自由で型破りな小鳥遊のキャラは、スペインに入れ込んでいる米倉とダブります。小鳥遊のキャラも、米倉のたっての希望が反映されているように思えます。公式サイトでの小鳥遊のファッションも黒づくめで、深紅の唇が印象的。情熱的なスペインのイメージがするというのは、うがちすぎかもしれませんが、スペイン料理やフラメンコなどのスペイン・アイテムもドラマに登場してくる可能性もありそうですよ」(エンタメ誌ライター)
“失敗しない女”大門未知子から“クビになった女”小鳥遊翔子へ。新しいドラマで米倉は、役名のようにはばたくことができるのか。今から放送が楽しみだ。
(窪田史朗)