米倉涼子の主演ドラマ「リーガルV~元弁護士・小島遊翔子~」(テレビ朝系)の最終回が12月13日に放送された。視聴率は17.6%で終わりを迎え、今期のドラマ部門の中で、視聴率的には首位を独走した結果となった。
同回は、前回から続いていた話の後半戦。小鳥遊翔子(米倉)が率いる京極法律事務所とFelix & Temma法律事務所が全面対決する展開だった。元弁護士の翔子が初めて法廷に立ち、元恋人役の向井理演じる海崎と応酬しあう、という見応えのある回でもあった。
数字の上では「ドクターX」(テレ朝系)の高視聴率には届かなかった。「ドクターX」成功の立役者である米倉自身の熱望で始まった新しいドラマは、はたして彼女にとって“吉”だったのか“凶”だったのか?さる業界関係者が解説する。
「5回までシリーズ化された『ドクターX』をいったん終了させてまで、新ドラマ挑戦に賭けた米倉ですが、マジメで意外と人見知りな性格さゆえ、役作りや新しいキャストと打ち解けたりするのに相当悩んだようですね。とはいえ、回を重ねるごとに京極法律事務所チーム全員が集まり話すシーンにも、まとまりが出てきたように見えました。特に最終話では、翔子の話を聞いた他のメンバー全員が一同に身体を揺らして、“ズッコケる”というギャグシーンが連発されていましたが、メンバー間のノリや息が合ってきたな、シリーズ化を望む声もネット上で見られますし、シリーズ化で数字も上向く気がします」
結局最後には、法廷で海崎(向井)が、翔子に有利になるような証拠を出して、海崎の上司・天馬(小日向文世)を窮地に追い込み、京極法律事務所側が勝訴することに“加担”。後日、その行動に礼を言いに来た翔子が、嫌がる海崎にぐいぐい顔を近づけ、じゃれつくシーンもあった。
「海崎が“やめれ”と言いながらも嬉しそうな表情を見せて、視聴者からの“いいね”コールが続出していました。今後のシリーズ化で、『ドクターX』では封印していた、米倉の久々のラブシーンが見られるかも?といった憶測も生みましたね」(前出・業界関係者)
この新ドラマは、米倉にとって、“吉”でも、“凶”でもなく、まさに“V”!?シリーズ化に期待したい。
(島花鈴)