福山雅治が主演を務める日曜劇場「集団左遷!!」(TBS系)が4月21日にスタートし、85分間のスペシャル放送となった初回は平均視聴率13.8%と好発進したが、福山の二枚目すぎる顔立ちが今後の視聴率を左右しそうな気配だ。
福山が演じるのは50歳を目前に廃店が決まっている銀行支店の店長に就任した片岡洋。その片岡が、リストラ寸前の行員たちと協力して大逆転に挑むというストーリーだ。
「日曜劇場枠の初回としては、2018年4月期放送で好成績を収めた嵐・二宮和也主演の『ブラックペアン』の13.7%(全話平均14.3%)を超えており、制作関係者はひとまず胸を撫で下ろしているそうですが、実はネット上の反応は微妙なところ。福山の演技に対して《顔芸に無理がある》《新境地を目指したが完全に失敗している》《視聴率がいいのは脇役のおかげでは》など、厳しい意見が相次いでいるんです」(テレビ誌記者)
福山のような二枚目俳優がコミカルな演技に挑戦するとイメージが崩れるのか、“関西の女帝”上沼恵美子もドラマの放送翌日、自身のラジオ番組「上沼恵美子のこころ晴天」(ABCラジオ)で、「キャラが合ってないねん。残念ながら男前すぎんねん」と“ダメ出し”ていた。
「上沼いわく、福山については『ガリレオ』(フジテレビ系)で演じた大学准教授の湯川学役のようなクールなイメージが強く残っているようで、違和感があったのだという。『あの顔が邪魔するねえ』、『“あっ”とか“滑っちゃった”とか言って壁にぶつかっても、なんか変やねんなあ』とも語り、福山ファンがどう見ているのかも気になっていましたね」(夕刊紙記者)
単にわれわれ視聴者が慣れていないだけなのか、ミスキャストなのか。主役の問題だけに2話目以降の視聴率にどう響くのか注目だ。
(鈴木十朗)