“関西の女帝”上沼恵美子が7月1日放送のラジオ番組「上沼恵美子のこころ晴天」(ABCラジオ)で、芸人の“闇営業”問題に言及し、ネット上では「納得!」の声が続出している。
「直に事務所を通さず“ギャラちょうだい”というやつは、もう30年、40年前、当たり前にいた」という上沼。海原千里・万里時代、ある局のプロデューサーにビルの落成に行くように頼まれて出向くと、現場には多くの芸人、国会議員がいたという。
「車を降りると、黒い背広を着た人が17~18人ズラリ。反社会的勢力だと丸わかりだったことから、『タクシー呼んでいただけますか』と上沼が立ち去ろうとすると、背広の人物が寄ってきて『姉さんがた、ちょっとお待ちください、お茶を飲んでください』と言って喫茶店に入れられたのだそうです。そこへ、一番偉いと思われる人物が登場したのですが、立っていた背広姿の8人ぐらいの男たちを殴る蹴るの暴行。『姉さんがた、失礼があって申し訳ありません』と、まるでドラマのような展開となり、若かりし頃の上沼は『失礼なんかございません!』とビビリまくったのだそうです」(夕刊紙記者)
結局、落成式の壇上で簡単な挨拶をして、写真撮影にも応じ、帰り際、その親分から名刺をもらって車で帰路へ。その名刺を見ると紙ではなく竹の皮で作られていたのだとか。
この出来事は事務所を通した上でのことだったというが、上沼は同ラジオの隔週レギュラーで出演していた吉本興業所属のシャンプーハットてつじに、「どんなことがあっても会社を通さないといけない」と力説。さらに、「ちょっとごめんやけども、8年やってますねん、10年やってますねん、そやけど食べていかれへんから、そんなのも行かなあきませんねん言うんだったら、芸人やめたほうがいい。それはもう向いてないねんて。これから30年やったって無理やわ」と続けた。
厳しい見方だが、正論なのかもしれない。
(鈴木十朗)