5月12日に放送された「お笑いワイドショー マルコポロリ!」(関西テレビ)に、芸人のほんこんが登場。たこ焼きやおにぎり、花屋など数々の店を出店、プロデュースしてきた副業経験を語ったのだが、焼肉店の経営を手掛けた際の悲劇のエピソードが話題を呼んでいる。
「2008年に『ほんこん亭』という焼肉屋を出店し、スタートして2カ月目までは200万円の取り分があったそうですが、3カ月目以降はゼロになってしまったという。疑問に思ったほんこんが伝票を調べ業者に確認すると、料理長が領収書を偽造し毎月20万円を着服していたことが発覚。さらに、経理を担当していた店長の妻が裏工作をしており、夫婦で大金をくすねていたことも判明したというのです」(テレビウオッチャー)
これにより「ほんこん亭」は閉店。被害額は開いていた4カ月で数千万円にのぼり、ほんこんは弁護士に相談したそうだが、店長夫婦と料理長はすでに行方不明。結局、泣き寝入り状態になりそうだという。
この放送を観た視聴者からは同情の声とともに〈やっぱり芸能人が副業で店を出すとカモになる〉〈ほんこんは人がよさそうだしチェックが甘かったのでは〉といった、自己責任の声も上がっていたのだが、芸能人が自身が手掛ける店を巡るトラブルは結構多いという。
「オーナーが芸能人、しかも多くのを構えている場合、どうしても経理のチェックが甘いと思われがちですからね。副業で稼ぐ芸能人として有名な、はるな愛や千原せいじも、店員に数百万円持ち逃げされた過去を打ち明けています。せいじの場合は持ち逃げしたのが後輩芸人、今回も、ほんこんを慕っていた知人といいますから、まったく油断なりません」(夕刊紙記者)
芸人の場合、まだネタになるだけましと言えるが、泣くに泣けない被害だ。