俳優の佐藤浩市が、5月24日公開の映画「空母いぶき」での自身が演じる総理大臣役について、漫画誌「ビックコミック」(小学館)で、体制側の立場を演じることに対する抵抗感があったなどと発言したインタビュー内容が炎上している。都内をはじめ計9回行われる映画の舞台挨拶にも登場しないことも決まった。
公開前からケチがつき、さぞかし「空母いぶき」の関係者が落胆しているのかと思いきや、実は、配給会社の関係者はこの炎上に「ウハウハ状態」なのだそうだ。スポーツ紙の芸能記者が裏事情をこう明かす。
「かわぐちかいじ氏の大人気コミック『空母いぶき』を映画化した本作は、原作ファンからは話題を呼んでいましたが、配給会社が小規模ということもあり宣伝費用が大手配給会社と比べて少なかった。そのため、この時期の公開映画のラインナップの中では、地味な存在で、当初、今ひとつ話題を呼んでいなかったのですが、佐藤浩市さんの騒動のおかげで一気に話題になりました。お金をかけなくても勝手に映画の作品の名前が出るので、宣伝効果は抜群です。この騒動を機に映画を観に行きたい、という声も多く聞かれます。佐藤浩市さんには悪いですが、この騒動のおかげと、周囲はニンマリしているのではないでしょうか」
佐藤浩市にはとんだ災難だったかもしれない炎上騒動だが、映画が大ヒットを記録すれば御の字といったところか。