元KAT-TUNの田口淳之介容疑者と法律違反の薬物という意味では同種の容疑で逮捕・起訴されたピエール瀧被告。出演作はお蔵入りとなり、出演中だったドラマや映画では、そのほとんどで、代役を立てて撮り直しが行われている。そんな中、瀧被告が登場するPS4用ゲーム「JUDGE EYES:死神の遺言」が、異例の対応を行った。
同ゲームは主役の木村拓哉を筆頭に、多くの芸能人が出演する。瀧被告は「羽村京平」のモデル・音声を務めた。昨年12月13日にリリースされたが、瀧の逮捕を受けて販売が自粛されていた。
そしてこのほど、販売元のセガは羽村京平のビジュアルと音声を別の人物に差し替えて再リリースすると発表した。
「新たに公開された映像を見ると、別の人物になっていますね。キャラクターのデータを作り直したのでしょう。ただ、わずかに瀧被告の面影は残っています。データを作り直し、音声を録り直すのはかなりの手間だったはずです。当然、コストもかかる。賠償請求されれば、瀧被告はかなりの額を払うことになるのではないでしょうか」(週刊誌記者)
セガの対応は、作業の手間を考えれば、迅速なものだといえそうだ。が、果たしてそこまでやる必要があるのかという声もある。
「瀧被告本人が画面に登場するドラマや映画と違って、ゲームはCGで描かれたキャラクターが出るので、そこまで過剰に反応しなくてもいいのではないでしょうか。ゲームはリリースから半年も経つとユーザーの興味が薄れてしまう。セガは『売り時を逃した』ことになりますね」(ゲームライター)
ゲーム好きで知られ、ゲームの制作にも携わったことがあるピエール瀧被告。ゲーム会社の痛みは十分すぎるほどわかっているはずだ。