日頃仲のいいことで知られるお笑いコンビ、オードリー。だが、しょせんは赤の他人どうし。知らず知らずのうちに地雷を踏んでしまい、最悪の人間関係に陥ってしまうことがある。5月18日放送のラジオ番組「オードリーのオールナイトニッポン」(ニッポン放送系)で、“一触即発”の、一部始終が語られた。
先日、長い春を経てようやくゴールインした春日俊彰。一方の若林正恭は、未だ独身。若林は女優との失恋を経験、その後浮いた噂すらない。相方の結婚については、大いに祝福したものの、独身を続ける自分に対してかなりのコンプレックスを感じているらしい。この日も、「オレがもし結婚するようなことがあったら」と言いかけ、「まぁ、夢のまた夢のような話」と自虐モードでしゃべったところを、春日に「まぁ、そうだね。リアリティはないわな」とツッコまれ、ブチッと切れた。
「自分が結婚したからって、結婚できないオレを、なんかもう馬乗りになって殴るみたいな。悪いクセだね、このチームの。結婚をしてるヤツが上みたいな空気」と言いかえした。春日が「そんな空気出してないだろ」と反論したものの、若林は既婚者のお笑い芸人の名前を列挙し、独身=負け、芸人カーストの一番下であることを自覚していることを明かした。
発端は写真誌にスクープされた春日の結婚10日前“不貞”騒動。若林が腹に据えかねたのは、結婚を決めたものの、夜のクラブ通いをやめないうえに、しれっとオンナ遊びまでしていた春日の鉄面皮ぶりだった。
「4月27日放送のオールナイトニッポンには、入籍前の婚約者、久美さんが生出演。若林と2人で春日のありえない行動について徹底的に締め上げていましたね。春日はぐうの音も出ないほどになって、その場で降参。『仕事終わったら、もう家に直帰。お仕事の飲み以外行かない。新年会とか、打ち上げとか。そこでも飲まない』と約束させられたばかりでした。とはいっても、若林の怒りはおさまらない。腹の底ではフツフツくすぶっていたわけです。18日の放送では、春日を不貞行為を意味する言葉の下に『野郎』とつけて呼びかけ、春日が『なんちゅうことを言うんだ、オイ』と激高する一幕もありました」(ネットライター)
結婚祝いをもらった先輩芸人から、スキャンダルを理由にこぞって「返せ」と言われても、無視を決め込んだままの春日。面の皮の厚さは若林が太刀打ちできるものではなさそう。ただ、この先、鉄板ネタに昇華できれば、コンビ仲も安泰になりそうだが…。
(塩勢知央)