昨年秋まで「報道ステーション」で夜の顔を務めていた看板アナが、裏番組の「NEWS23」へ。しかも3月末の退社を待たずして「電撃移籍」を決めていたとなれば、波風が立つのは必至。禁じ手を使ったフリーアナに待ち受ける試練とは!? 各局が美女アナを総動員、過熱する令和ニュース戦争の最前線に刺客を送り込む!
6月3日からTBS系「NEWS23」のメインキャスターに就任した元テレビ朝日アナウンサーの小川彩佳(34)。だが、古巣では小川への怨嗟の声が渦巻いているという。テレビ関係者が証言する。
「まだテレ朝在籍中だった時期にTBS移籍交渉をまとめていたことがわかった。業界の慣習からすれば、これは“だまし討ち”。完全にメンツを潰されてしまったテレ朝の内部では『全力で小川彩佳を潰すしかない』と殺気立っているんですよ」
なんとも血なまぐさい話だが、
「要は彼女が出る『NEWS23』に数字を取らせない方策を講じるということ。6月から、テレ朝による『小川潰し』が徐々に形になってくるはずですよ」(テレビ関係者)
いったいテレ朝は何を仕掛けてくるのか。
「第一段階として動いているのが、『NEWS23』が始まる23時ジャストに『報ステ』で新コーナーを設けるという計画。そこで小川への“刺客”として名前が挙がっているのが、彼女がテレ朝在籍中にとりわけ親身にしていた後輩の森川夕貴アナ(25)なんです」(テレビ関係者)
入社直後の16年4月からお天気キャスターとして同番組に出演し、現在はニュースキャスターを担当している森川アナ。
「今のところ23時はスポーツコーナーの途中なのですが、近くタイムテーブルを変更し、森川アナを前面に押し出すコーナーを23時ジャストにぶつけるという計画です。テレ朝としては“困り顔”で男性人気高騰中の彼女が数字を持っていることを把握しているので、小川対策に最適だと判断したんですよ」(テレビ関係者)
番組内の1コーナーに限らず、より大胆な迎撃プランも現実味を帯びてきている。
「昨年10月、終了時刻を5分繰り下げて23時15分にしましたが、秋の改編でさらに20分繰り下げてはどうか、といった話が出ているんです。表向きの理由は好調を続ける『報ステ』のさらなるテコ入れですが、少しでも『NEWS23』に圧力をかけたいとの思惑もあるはず。同様に『報ステ』後の『ネオバラエティー枠』に、ニュース色の強い生番組を投入する改革案も出ています」(テレビ関係者)
過剰なまでに小川を意識するテレ朝だが、「報ステ」内部では意外な収穫も。番組関係者が明かす。
「昨年10月、トップダウンで徳永有美(43)が『報ステ』のメインに抜擢された時は局内に不満の声が噴出していました。さらには番組を追われ、ネット番組に左遷された小川への同情が集まり、スタッフの間で『反徳永グループ』ができて結束はガタガタに。そうした空中分解の危機を救ったのが、皮肉にも小川の“裏切り”だったわけです。今では『打倒NEWS23』を掲げて一致団結しています」
テレ朝のサッカー中継の定番フレーズさながらに、絶対に負けられない戦いになりそうだ。