そんなフジでは、選挙を待たずとも、三田アナが有権者の目を釘づけにする作戦に出るという。女子アナ評論家の春山マサハル氏が明かす。
「小川のTBS入りに際し、フジでは三田アナの撮り方とファッションで男性視聴者を逃すまいとしていた。このところ三田アナがアップになってニュースを読む際、彼女のバストのトップがテレビ画面の最下部とピッタリ重なり合う現象が続いているんです。連日続いているので、わざとやっていると解釈するのが妥当でしょう。女子アナマニアの間で話題になっていて、『見切れ乳頭』なる呼び名まで生まれました」
この「見切れ乳頭」のインパクトに輪をかけているのが、三田アナの衣装だ。
「5月下旬に入ってから三田アナは胸の形がハッキリとわかる形状の服を着続けるようになった。中でも5月20日に着ていた肌色のニットは『ほぼナマ乳なのでは』と思わされる極上の衣装でした。こうして毎晩、いやでもおうでも彼女のバストから目が離せなくなっています」(春山氏)
飛び道具だけではない。三田アナはしゃべりでも、小川への対抗心を剥き出しにしているようだ。テレビ関係者が明かすには、
「TBSの佐々木社長が5月の定例会見で小川を『ジャーナリストとして夜のニュース番組を引っ張っていただくのにふさわしい方』と評したように、『NEWS23』としては小川の硬派な部分をプッシュしていく予定です。これに三田アナが真っ向勝負を挑もうとしているんです」
そんな三田アナにとって大きな武器となるのが、切れ味鋭い辛口コメントだ。
「5月15日の放送回で、自民党が作った『失言防止マニュアル』について三田アナが『必要なのはマニュアルではなく、判断力なのでは』とバッサリ斬り捨てたことが話題になりましたが、今後もモノ言うキャスターとして積極的に発言していく方針。この強気な姿勢には小川の存在が影響しているに違いありません」(テレビ関係者)
23時20分から「ニュースきょう一日」を放送するNHKも、一段と警戒を強めている。
「NHKが数字に無頓着でよかったのは過去の話。『きょう一日』の現場でも『裏番組に負けるな』とゲキが飛んでいるんですよ」
とはNHK関係者だ。その背景には「世間からの厳しい視線がある」として、こう続ける。
「受信料の強引な徴収方法への批判が高まっているうえ、昨年度の受信料収入が7000億円を突破して5年連続で過去最高を更新するなど『儲けすぎ』との指摘も根強い。NHKへの風当たりが強くなっている中、せめて人気番組を作ることで批判をかわそうという考え方なんです」
そうした気の抜けない状況で「ニュースきょう一日」で夜の顔を務める井上あさひアナ(37)は──。