嵐が「NHK東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーター」に就任した。オリンピック開会式1年前の7月24日、特集番組「2020スタジアム」(仮)のメインパーソナリティーを務める。8月28日の同番組のパラリンピック1年前の特集、そして、来年、20年の1月からは毎月同番組に出演する。
ジャニーズウオッチャーが言う。
「驚きましたね。ジャニーズのタレントが東京五輪の開・閉会式特番に出演するとは言われてきましたが、まさか事務所一の売れっ子、嵐が5人でNHKの五輪番組に出ずっぱりになるとは…。21年からグループとしての活動休止を発表した嵐は、すでに超過密スケジュールの真っただ中。レギュラー番組を抱えながら、全国コンサートツアーをこなし、毎年恒例のイベント『嵐のワクワク学校』出演を控えている。8月には日本テレビの『24時間テレビ』で完徹。年末のNHK『紅白歌合戦』司会内定の声もある中、エンドレス激務の日々が続くことになります」
同局公式サイトでは、相葉雅紀の〈僕はこれまで『グッと!スポーツ』という番組でたくさんのアスリートの方々の魅力を目の当たりにさせて頂きましたが、皆さんが世界の舞台で活躍される時が近づいてきたと思うと、今からとてもワクワクしています!大会までまだ一年以上ありますが、僕たち嵐がオリンピック・パラリンピックの魅力と感動を皆さんに最大限お伝えできるよう、精一杯務めさせて頂きます〉というコメントを掲載。だが、グループでの起用に首をかしげるものも少なくない。
「NHKの五輪関連放送には、『グッと!スポーツ』MC以来、高校野球番組にも出演するなど、スポーツキャスターとしての道を模索する相葉の単独出演が噂されていました。事務所も『スポーツキャスター相葉』を強力プッシュしていました。一方、櫻井は、『news zero』キャスターを務め、08年の北京大会から五輪関連番組に出演してきて蜜月関係にある日テレの特番に東京大会も出演するものと思われていた。ところが、フタを開けてみたら、NHKが嵐5人を丸抱え。NHKによると、嵐は大会に向けて視聴者の関心を高め、盛り上げていく役割を担い、大会本番で、会場や特設スタジオなどから競技の生の迫力を伝える役となるそうです。となると、スケジュールから考えても、櫻井の日テレ掛け持ちは難しい。ここに来て義理のある日テレを切り、NHKを受けたのは、それ相応の理由があるに違いない。後輩グループの誰かがポスト櫻井の座に座ることになったのかもしれませんよ」(テレビ誌記者)
5月30日放送の「櫻井・有吉のTHE夜会SP」(TBS系)で、MCの櫻井は大親友の妻夫木聡、佐藤隆太と旅ロケに出た。グループ活動休止中について聞かれた櫻井は「1人でできること、やるしかないよねえ」と答えている。その一方で、「嵐じゃないとできないことって山ほどあって。もう来年いっぱいまでにとにかくやり続けて行きたいと思ってて。『嵐じゃないとできないこと』っていうのをとにかくやって…」と熱っぽく語っている。つまりグループ活動最優先の方針をこの2年間貫くことを“宣言”したのだ。スペシャルナビゲーター就任は、嵐としての仕事だったからにほかならない。
とはいえ、櫻井は単独での仕事が多い。今夏、長時間の音楽番組「THE MUSIC DAY」(日テレ系)の総合司会、「2019ラグビーW杯日本大会」スペシャルサポーターを受け持つ。衆参両院同時W選挙となれば、特番MCのオファーは必至。あまりのハードスケジュールでソロ活動に移行後、燃え尽き症候群になっていなければよいのだが。
(塩勢知央)