ピエール瀧元被告やKAT-TUNの田口淳之介被告が法律違反の薬物所持による逮捕で、改めて六本木をはじめ同種の薬物の入手ルートが注目されているが、その大元の一つとされているのがハワイだ。
ハワイでは今、日本人観光客でにぎわうオアフ島のワイキキ周辺で、驚くほど簡単に同種の薬物が手に入るという。先ごろ現地を訪れたという裏モノライターがこう語る。
「ワイキキビーチへ続く通りの一つを歩いていると、普通の身なりの現地のおばさんが、土産物でも売るかのように声をかけてくる。価格はグラム36ドルで、吸引器具を売っているところも教えてやるというんですからビックリです。彼女の場合は日本語がペラペラで、すっかり日本人がお得意様になっているようでした」
現在、ハワイ州において同種の薬物は医療用に限り合法化されているが、21年にはレクリエーション目的でも合法化される可能性が高まっている。
「そうした流れを受け、現地でも盛んに売買されるようになっており、加えて、ホノルル空港には国外への持ち出し禁止の掲示は出ているものの、チェックはほぼザル状態。例えば、観光で訪れた日本人が初めて使用し、残りをそのまま持ち帰るパターンもいっそう増えるということです」(前出・裏モノライター)
加えて、日本側も問題を抱えている。税関職員OBの話。
「米国本土でも合法化が進む中、同種の薬物が混ぜ込まれたチョコやクッキーなど菓子類などがどんどん日本に入ってくる。それでも、外国人観光客が増え続ける今、税関でのチェックが甘くなったとしても仕方のない状況なんです。5月24日からは、JALに対抗する形でANAが、成田-ホノルル直行便の超大型機エアバスA380を就航させ、7月には週に10往復することになっている。対策は急務です」
身近すぎる海外だけに、「危険」が高まりそうなのだ。