太川陽介と蛭子能収のコンビが「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」に帰ってきた。5月19日に「太川蛭子の旅バラ」(テレビ東京系)で第1弾が、6月6日には早くも第2弾が放送された。名コンビの復活にファンは大喜び。だが、批判の声も上がっている。
批判のホコ先が向けられたのは、コンビ復活と同時に設定された新ルール。「1万円までならタクシーに乗ってもいい」というルールだ。
「2人がバス旅を引退した理由は、蛭子が歩くことに限界を感じたからだとされています。バスがつながっていない区間は歩くのがルールでしたから、高齢の蛭子といえども歩かなくてはいけません。今回、復活するにあたり、蛭子の体を気遣ってタクシー利用にOKが出ました」(テレビ誌ライター)
新ルールは旅のコース選択に大きな影響を与えた。第1弾では秋田の田沢湖から岩手の雫石までタクシーを利用し、これまでのバス旅では考えられないルートを可能にした。第1弾は上手にタクシーを使ったことで、みごとに成功している。
今回もタクシーをフル活用。藤野駅から上野原駅まで利用し、さらに四方津駅から鳥沢駅の間もタクシーに乗った。
「四方津駅からタクシーに乗った時は、鳥沢駅の手前で降りるつもりでしたが、タクシー運転手さんが間違えて、結局鳥沢駅まで乗ることになりました。逆にこれが功を奏し、バスを乗り継いだ場合より、1時間も前のバスに乗れたんです。ただ、タクシーの使い方が旅の成否を分けるのであれば、これはもう『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』とは言えませんね」(前出・テレビ誌ライター)
バス旅ファンからも「タクシーに乗っている、またはタクシーの使いみちを考えているシーンばかりで萎えた」「こんなにちょいちょいタクシーに乗ってたら、『タクシー乗り継ぎ旅』だろ」と批判の声が上がっている。
第2弾は2週にわたって放送され、後半は6月13日にオンエアされる。後半は不評を吹き飛ばすことができるだろうか。