太川陽介と蛭子能収の名コンビによる「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」(テレビ東京系)が終了して1年と8カ月。同番組は現在「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」と名前を変え、田中要次と羽田圭介がバスの旅に挑戦している。だが、新コンビの評判はいまひとつ。
「バス旅ファンの意見は総じて『前コンビのほうがよかった』『つまらなくなった』です。事実、視聴率は2ケタに届かず8%を割ることもある。そのため太川と蛭子のコンビ復活を期待する声は高まるばかりです」(テレビ誌ライター)
そもそもなぜ太川と蛭子から新コンビに変わったのか。このテレビ誌ライターが解説する。
「最大の理由は蛭子さんの体力が持たなくなったから。バス旅はみなさんご存知のようにバスがない所では歩かないといけません。多い時には10キロ近く歩くこともある。それで蛭子さんが音を上げ、新コンビで若返りを図ったわけです。ただ、局としては太川と蛭子の人気コンビを手放したくなかったようで、バス旅終了後も『いい旅・夢気分スペシャル』で起用しています」
もちろんファンも2人の復活を望んでいる。そしてそれがついに実現することになった。9月8日の「土曜スペシャル」(テレビ東京系)で「太川・蛭子 ローカル鉄道寄り道の旅」が放送される。
番組ホームページによると、移動手段をローカル路線バスからローカル鉄道に変え、マドンナも交えて旅をする企画だという。途中下車して名所や名物を探すことで旅の資金を手に入れ、ゴールを目指す。
「バスから鉄道に変えたのはいいアイデアだと思います。鉄道なら路線が途絶えているので歩く、ということはない。いや、途絶えていることもありますが、その間が長すぎて歩くことはできません(笑)。蛭子さんの体力を心配する必要はなくなります。それでいて乗り換えや時刻表の使い方などで太川さんが“旅上手”なところを発揮することができる。見どころいっぱいの番組になることでしょう」(鉄道ライター)
ファンの期待は高まるばかり。早くもシリーズ化を期待する声があがっている。
「局はシリーズ化する方向で話を進めたのは間違いない。そうなれば気になるのは新コンビのほうの2人。メンバー変更もありそうです」(前出・テレビ誌ライター)
やはり頼りになるのは太川陽介と蛭子能収の名コンビということか。