詐欺グループとの闇営業騒動で「ノーギャラ」と言い張るも、結局は“間接的に”ギャランティを受け取ったことを認め、底辺まで男を下げてしまった雨上がり決死隊の宮迫博之。その宮迫をはじめ、忘年会に出席してギャラを受け取った芸人11人が所属する吉本興業から無期限の謹慎処分に。特にレギュラーの多い宮迫は、冠番組の「アメトーーク!」(テレビ朝日系)の出演自粛、他の番組でも出演場面を編集でカットされるなど、テレビ業界に大きな損害を与えている。
「謹慎すると、すぐにいつまでか?と話題になるわけですが、年内とも来春ともいろいろ憶測が飛んでますが、事実上、第一線から退くことになる可能性はかなり高そうです。そんな中、数々の番組で出演場面がカットされるなど、彼の“存在を消す”処置が施されてる中、あるファン層が『こっちも早く替えてほしい』『ただでさえヘタでキツいのに(騒動で)よけいに見たくない』『できれば持ってる商品を交換してほしいんですけど!』と怒りの声をあげているようなんです」(エンタメ誌ライター)
怒りの声の主たちとは、実は映画ファンなのだとか。
「宮迫さん、マーベルコミックの実写版映画でディズニー配給の世界的人気シリーズ『アベンジャーズ』で吹き替えをやっているんです。今年のゴールデン・ウィークも最終作となる『アベンジャーズ エンドゲーム』が特大ヒットとなりましたが、その作品でも重要なキャラクターだった、ジェレミー・レナー扮するホークアイの吹き替えはシリーズ開始からずっと宮迫さん。それだけに、今回の闇営業騒動を受けて、アベンジャーズファンから批判や声優交代を求める声が出ていますね。映画は現在も上映中で、謹慎後もそのまま吹き替え版は上映され続けるようですが、かなり売れると予想される年内発売予定のDVDでもまだ声が残っていたらふたたび問題になりそうですね」(前出・エンタメ誌ライター)
そもそも宮迫の吹き替えホークアイは評判が悪く、「聞いててキツい」「なぜ宮迫?」「家族を大切にするホークアイにまったく合わない」と過去にも批判があったとか。そんな悪評をさらに“後押し”してしまった闇営業騒動。「(アナ雪の)ピエール瀧のオラフも交代だから、詐欺師から金もらってる宮迫がそのまま正義の味方はないだろう」というファンの声に、映画会社はどんな対応をとるのだろうか。
(塚田ちひろ)