闇営業問題での謹慎以降、冠番組「アメトーーク!」(テレビ朝日系)の画面からその存在を消されてしまった雨上がり決死隊の宮迫博之。視聴者からはその巧みな編集ワークに感嘆の声が寄せられているが、7月4日の放送回ではその視聴者が度肝を抜かれる場面が映し出されたという。テレビ誌ライターが指摘する。
「最初は、フジモンこと藤本敏史が永野のネタである“ノドにモチが詰まった新沼謙治”をパクったところでした。この日の放送では前週と同様、司会の蛍原徹を画面の左端に寄せ、蛍原の左にいる宮迫を映さないようにしていたのです。ところが藤本のネタ中に突然、左端に灰色の衝立のようなものが映り込んだではないですか。スチール撮影に使うレフ板にも見えましたが、あの位置に見切れるのはいかにも不自然。どうやらこの場面では宮迫が蛍原のほうに体を寄せてしまい、姿を隠し切れなくなったため、障害物を映し込むことで宮迫を隠したのでしょう」(テレビ誌ライター)
ここは確かに驚きのシーンではあったが、「宮迫を映さないための編集」という意味では、想定の範囲内とも言えよう。ところがその後で、視聴者をさらに驚かせるシーンがあったというのだ。それは藤本が“モチを断る新沼謙治”というネタを試す場面だったというのだが…。
「ここで藤本は、画面の左側から差し出されるモチに手を伸ばしに行きました。移動する藤本を追うカメラは蛍原を通り過ぎ、左側に離れて座るゲストの乃木坂46・高山一実が映るところまで、ごく自然にパン(左右にカメラを振る動き)していったのです。すると本来なら蛍原と高山の間に宮迫がいるはずなのに、なぜかその姿はどこにもなし。しかも映像はワンカットでつながっており、途中に編集が施されたような不自然さもなかったため、宮迫がすっかり消え去ってしまっていたのです!」(前出・テレビ誌ライター)
ただこの場合、宮迫がそのタイミングで離席していた可能性もありえる。だが藤本が歌い終わって出演者たちがアップになると、蛍原の左隣にはまたもや宮迫の肩らしき姿が映るように。その2シーンにはせいぜい25秒ほどの間隔しかなく、宮迫が離席していたのならずいぶんとあわただしい動きだったはずだ。ここでさらにテレビ誌ライターが続ける。
「次の“モチで歌い始める新沼謙治”というネタの際にもふたたび、またもや蛍原と高山の間にいるはずの宮迫が消えていました。一度だけならまだしも、本番中に二度も宮迫が勝手に離席するものでしょうか?なぜこれらのシーンで宮迫が不在になっていたのか、どうにも不思議でならないのです」
この現象を、編集技術を駆使して宮迫を完全に消し去るための実験だったと疑うのは、考えすぎだろうか…。
(金田麻有)