ここへ来て、男女を問わずの人気が急上昇、その存在感を示している、沢尻エリカ。
「7月22日発売の美容雑誌『VOCE』では表紙を飾るとともにインタビューに応じ、『少しだけ余裕がでてきた』という33歳の視点から、『それぞれの時代における最高の私を目指したい』と、今後の目標を語っていましたね。ただ、美貌としては、今がまさに女性として脂が乗り切った状態にあると言えるのでは」(夕刊紙記者)
今年はテレビ朝日開局60周年記念として放送されたスペシャルドラマ「白い巨塔」に出演し、9月に上映される映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」ではヒロイン役を務め、来年は「麒麟が来る」でNHK大河ドラマの初出演を果たすという充実ぶりを見せる沢尻。しかし、ここまでの勢いを得るまでに、ずいぶんと回り道をした感がある。
「09年にクリエイターの高城剛と結婚しましたが、同年には奔放な言動が災いして大手事務所との契約が解消。さらに13年には離婚という悲劇が待っていました。ただしその間、10年に個人事務所を立ち上げたことで演じられる役柄の幅を広げ、その地道な活動により、同年代の女優にはマネのできない独自の路線を切り開くことができたわけです」(前出・夕刊紙記者)
そんな山あり谷ありの道を歩んできた沢尻は、ほうぼうでみずからの性格を「男っぽい」と語っているが、低迷の発端となった07年の主演映画「クローズド・ノート」の舞台挨拶で見せた、あの「別に…」と発言したふてくされた態度については、こんな話がある。
「『あれが私のやりかただった』と、後に当時の強気な自分を反省していますが、そもそもの原因は、舞台挨拶などに親戚が来ることを、恥ずかしさからか頑なに拒否していたにもかかわらず、母親が駆け付けていたことを知って機嫌を損ねた、単にそれだけのことだったという話があるんです。結果、それが芸能人生を大きく狂わせることになりますが、顔に出やすい素直な女性とも言えますよね」(芸能記者)
そんなところも、男受けする部分なのかもしれない。