7月25日発売の週刊文春の直撃取材を受け、闇営業騒動で揺れに揺れる吉本興業について語った、島田紳助氏。
「紳助さん自身、2011年に反社会的勢力とのつながりを理由に芸能界を引退以降、時折週刊誌の取材には応じるもののメディアからは遠ざかっていましたが、今回のコメントによって、吉本芸人との関係は変わらずあることがわかりましたね」(芸能記者)
文春で島田氏は、騒動が起こる直前に渦中の宮迫博之と会っていたことを明かし、「まだまだ引退したらあかん」「ここはひとつ長いものにはぐるぐる巻きや」と、宮迫を激励するとともに、吉本からの退社を止めたのだという。
「さらには吉本の今後の体制について、『大崎クビにしたら会社潰れんで』と、今後の再構築のためにも会長の大崎洋氏が必要であることを強調し、『カリスマ的な人間』、『クリエイティブな能力があって出世した』、『タレントの気持ちがよくわかる』と、かなりのご執心ぶりを見せていました」(前出・芸能記者)
その関係の深さは、島田氏の引退後、11年には当時社長だった大崎氏が会見で「いつの日か、私たち吉本興業に戻ってきてもらえるものだと信じている」「これは吉本興業の全社員、全タレント、全芸人の思い」と、島田氏の復帰を力説していたことからも十分にわかる。
「2人は吉本の一時代を築き上げた戦友でもありますからね。一方の紳助さんは、現在も復帰は“絶対にない”としていますが、万が一押される格好でも自分が戻った際、そんな大崎氏不在の状態は作りたくない。そうしたこともあって、みずから出て沈静化を図っていると見ることもできます」(芸能プロ関係者)
島田氏の復帰は事あるごとに囁かれてきたが、その現実味の一端が顔を出したか。